商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2017/10/20 |
JAN | 9784122064621 |
- 書籍
- 文庫
五十坂家の百年
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五十坂家の百年
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商品レビュー
3.7
5件のお客様レビュー
文章は淡々としていて、登場人物たちの感情も、描かれてはいるけれど抑えめ。 どんなことがあったのかは序章で何となく知らされるので、それがいつどんな風に起こるのかと気にしつつ読んだ。 第一章は、約百年前のできごとと現在のパートが交互に繰り返される。第二章は、数十年前のできごとと、現...
文章は淡々としていて、登場人物たちの感情も、描かれてはいるけれど抑えめ。 どんなことがあったのかは序章で何となく知らされるので、それがいつどんな風に起こるのかと気にしつつ読んだ。 第一章は、約百年前のできごとと現在のパートが交互に繰り返される。第二章は、数十年前のできごとと、現在のパート。これらがどうつながっていくのかなというところにも興味が湧いたし、なにげない日常を記すような語り口なのにけっこうすごい展開があるので、目が離せなかった。 アゴタ・クリストフさんの「悪童日記」を読んでいた時に近い感覚があった。 静かに驚き続けながら最後まで読み終えた。好きなテイスト。面白かった。
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- ネタバレ
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因業な金貸しに始まる、歪んだ一族の血塗られた歴史……的なことを言いたくなるのだが、よく考えてみれば一族で邪悪と呼べるのは(初代を別にすれば)一人だけなのだな。見方を変えれば案外ハートウォーミング系かも知れない。ただ読後感は曖昧。イヤミスと考えれば悪くないになるだろうけどね。なにかすっきりしない。
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私にとって三冊目の斉木香津。読んだ中では一番いまいちだった。 横溝作品のようなものものしい舞台設定だが、正直おどろおどろしさに欠け、軽めな印章。 色んな人物が出てくるが、瑠璃子のキャラクターが強すぎて、それ以降の人物の印象が薄くなっているのもその一因かと。 それにしても、瑠璃子...
私にとって三冊目の斉木香津。読んだ中では一番いまいちだった。 横溝作品のようなものものしい舞台設定だが、正直おどろおどろしさに欠け、軽めな印章。 色んな人物が出てくるが、瑠璃子のキャラクターが強すぎて、それ以降の人物の印象が薄くなっているのもその一因かと。 それにしても、瑠璃子はその名前や性格から超絶美少女な設定にされてもおかしくないのに、容姿が優れていないとされているあたりは著者の悪意を感じてよかった。
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