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震美術論 BT BOOKS
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椹木野衣(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 美術出版社
発売年月日 2017/09/01
JAN 9784568202717

震美術論

¥4,620

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2019/11/23

ヴォルテールのカンディードがリスボン大地震を受けて書かれたという背景、そしてカンディードで語られている内容は、東日本大震災後の日本では生々しく感じられるように思いました。 また、地名を変えることへの批判は情緒的なものなどではなく過去の情報を次代へ渡すという責任に基づくものなんだと...

ヴォルテールのカンディードがリスボン大地震を受けて書かれたという背景、そしてカンディードで語られている内容は、東日本大震災後の日本では生々しく感じられるように思いました。 また、地名を変えることへの批判は情緒的なものなどではなく過去の情報を次代へ渡すという責任に基づくものなんだとも思いました。 ゼロ年代・セカイ系についても、『リバースエッジ』で言う平坦な戦場の延長上にある世界認識だからこそリアルに受け取れる部分もあったけれど、足元が崩れるとそれらの価値観も物語も一気に過去のものになると思いました。災害に加え、昨今では経済格差の拡大、東アジア情勢の緊張化など日常を脅かすものは絶えず存在し、90年代やゼロ年代とは日常の意味が異なるというのも納得です。

Posted by ブクログ

2017/10/21

日本は地震や台風などの天災クラスの自然災害の上に生きながらえていて、それは西洋のように時間を積み重ねて歴史を紡ぐ、アーカイブするには向かない「悪い場所」であるという筆者の見立てからの美術論。なかなか語られることのない日本の歴史の中での震災、実は多くの史実のトリガーになり得ていると...

日本は地震や台風などの天災クラスの自然災害の上に生きながらえていて、それは西洋のように時間を積み重ねて歴史を紡ぐ、アーカイブするには向かない「悪い場所」であるという筆者の見立てからの美術論。なかなか語られることのない日本の歴史の中での震災、実は多くの史実のトリガーになり得ているというのは驚愕。

Posted by ブクログ

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