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ぼくらが漁師だったころ
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ぼくらが漁師だったころ

チゴズィエ・オビオマ(著者), 粟飯原文子(訳者)

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ぼくらが漁師だったころ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2017/09/22
JAN 9784152097149

ぼくらが漁師だったころ

¥2,530

商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2024/03/26

憎しみは蛭だ。人の皮膚にくっついて栄養を吸い上げ、精神から活力を奪う。 アブルに毒を飲ませても死ななかった時 無傷の親指を血溜まりに浸して血まみれにすることと、親指が切り傷の血で濡れることは全く違うと理解したはずだ。 やはりアフリカ文学ってことで、考え方とかがまるで違うと感じ...

憎しみは蛭だ。人の皮膚にくっついて栄養を吸い上げ、精神から活力を奪う。 アブルに毒を飲ませても死ななかった時 無傷の親指を血溜まりに浸して血まみれにすることと、親指が切り傷の血で濡れることは全く違うと理解したはずだ。 やはりアフリカ文学ってことで、考え方とかがまるで違うと感じた。そしてそれ故に読みにくい部分は確かにあった。ただ、あとがきの部分を読んで納得した。狂人であるアブルの登場は、ナイジェリアからみたイギリスであり、ここに対比が存在する。エンタメを楽しむには、それ相応の知識や経験が必要なのだと強く感じた。しかし、アフリカ文学も面白いということを発見できたのは大きな収穫。ジャンルや国に囚われずにこれからも本を読みたいな

Posted by ブクログ

2023/12/08

普遍的な家族の絆とその崩壊の物語です。 作者自身がきょうだい愛や家族の絆について思いを巡らせるうちに,その対極の最悪の状態とはどういうものか?と想像を膨らませた作品だそうです。辛いお話でした。

Posted by ブクログ

2023/07/06

最初はアフリカの馴染みのない文化、思想、そして人名や地名に困惑。 わんぱくな4人兄弟の日常描写が狂人の予言を受けてからガラッと不穏な空気になり、あれよあれよと悪い方向に転がり落ちていく。やめてくれぇ、、、許してくれぇ、、、と思いながら読みました。 少年たちのまっすぐさ、葛藤、未熟...

最初はアフリカの馴染みのない文化、思想、そして人名や地名に困惑。 わんぱくな4人兄弟の日常描写が狂人の予言を受けてからガラッと不穏な空気になり、あれよあれよと悪い方向に転がり落ちていく。やめてくれぇ、、、許してくれぇ、、、と思いながら読みました。 少年たちのまっすぐさ、葛藤、未熟さに胸がギュッとなった。 良い本を読んだなぁ。

Posted by ブクログ

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