商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2017/09/22 |
JAN | 9784560072158 |
- 書籍
- 新書
劇場
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
劇場
¥1,980
在庫あり
商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
「犬の心臓」をきっかけにロシアの社会主義の歩みをノート一冊分勉強したので、この表現は何を揶揄しているのか、いちいち確認するように読んでしまい疲れた。作者がモスクワ芸術座に作家、演出として関わっていたそうで、自伝のようらしい。内容→小説を劇用に書き直してくれと依頼される。「こんなに...
「犬の心臓」をきっかけにロシアの社会主義の歩みをノート一冊分勉強したので、この表現は何を揶揄しているのか、いちいち確認するように読んでしまい疲れた。作者がモスクワ芸術座に作家、演出として関わっていたそうで、自伝のようらしい。内容→小説を劇用に書き直してくれと依頼される。「こんなに修正されたのでは上演する意味がない」劇場の俳優達は70歳にもかかわらず、21歳の役を演じるつもりでいる。そりゃー作家の大事な作品はめためたにされますよ。演歌の歌番組の世界みたいにどんづまり袋小路の世界。やはり小説と舞台は別物よ。
Posted by
未完に終わったブルガーコフ最後の長編。 巻末解説にもあるように、本作はブルガーコフの自伝的な側面が非常に強い。あの当時のソビエトという国で、粛清されなかったというのはラッキーだったのかもしれないが、では幸福だったのかというと疑問が残る。 反面、作中に描かれる世界は悲喜こもごも、作...
未完に終わったブルガーコフ最後の長編。 巻末解説にもあるように、本作はブルガーコフの自伝的な側面が非常に強い。あの当時のソビエトという国で、粛清されなかったというのはラッキーだったのかもしれないが、では幸福だったのかというと疑問が残る。 反面、作中に描かれる世界は悲喜こもごも、作風としては明るい部類に入るのではないか。『巨匠とマルガリータ』の例を挙げるまでもなく、作風自体は基本的に明るいのがブルガーコフの魅力でもある。
Posted by