商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 彩図社 |
発売年月日 | 2017/02/01 |
JAN | 9784801302013 |
- 書籍
- 文庫
超口語訳 方丈記
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超口語訳 方丈記
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
鴨長明さん代表作の方丈記を超現代口語で、とのことで、 口語訳→原文→解説コラム の基本構成。 が、訳文が、若者も親しみ易い超のつく現代口語かと言われるとそうでもなく、 いっそ原文の儚さ朴訥さなどの味が損なわれる様な口語体で味わいがあまりないように思います。 却って解説コラムは著...
鴨長明さん代表作の方丈記を超現代口語で、とのことで、 口語訳→原文→解説コラム の基本構成。 が、訳文が、若者も親しみ易い超のつく現代口語かと言われるとそうでもなく、 いっそ原文の儚さ朴訥さなどの味が損なわれる様な口語体で味わいがあまりないように思います。 却って解説コラムは著者の知っていること調べたこと知識経験を余すこと無く発揮されておりどことなく超過気味…。 鴨長明さんの方丈記そのものの雰囲気を味わいたい方よりは、知識として入れたい方向けかと感じられました。
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わたしは好きではなかった。何より著者の方のコラムというか、挟まれる「長明さんはこう思ったのですね」みたいなのが合わなかった。決めつけっぽいところもあるし。 あとは、超口語訳の微妙なかんじ(わたしは古文詳しいわけではないけど、ここはこの語はどうだろう?と思うことがある。超口語訳と...
わたしは好きではなかった。何より著者の方のコラムというか、挟まれる「長明さんはこう思ったのですね」みたいなのが合わなかった。決めつけっぽいところもあるし。 あとは、超口語訳の微妙なかんじ(わたしは古文詳しいわけではないけど、ここはこの語はどうだろう?と思うことがある。超口語訳と言うわりには、わかりづらいところはそのままの堅い口調や語だったり、逆にラフにしようとしすぎているところもある。超口語訳というのはバランスがものすごく難しいだろうから、難しいなら口語訳、くらいにとどめておいて、無理にラフにしすぎなくてもよかったのではないかなと思う。超口語訳にするなら、長明がもし現代人だったらくらいの訳にしてほしい。イケイケドンドンって……) 鴨長明の「無常観」、もともとわたしは全く正反対の考えなのもあるけど、無理に「今の時代にまさに必要な考えですよね!」と説得力のない説得をされているようで冷めてしまった。鴨長明の人生についてちょくちょく紹介されるけど、裕福な家庭に生まれ、がんばろうとしたけどうまくいかなくて、どうせ権力や財なんて、と「酸っぱいブドウ」と思っていじけたように思えてしまった。もちろん考えたことを書きとめているのは理解できるし、貴重な文献だとは思うけど、無理に「尊いことを言っている!」という論調でいって、最後のところだけ「人間だからやっぱりこう考えることもある」という単純な追従みたいな文章ではなく、「鴨長明は無常観とか言っているけど実は人間らしくて、こういう目にあったりしたから学んでいったんだよ」と初めから見据えた流れのほうが良かったなあと、個人的な好みながら思います。 あとは、コラム的な文章で挟まれるエピソードがあんまり適していないように思えたり、アンケートの結果が突然出てきたけどどこがやった調査なのか触れられてなかったりするところもちょっと好きではなかった。 文学部卒なのにちゃんと内容を覚えてなかったので、内容に触れられたのは良かったです。
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