小さな天才の育て方・育ち方 小・中・高に通わず大学へ行った話

吉田晃子(著者), 星山海琳(著者)

• 販売会社／発売会社: セルバ出版
• 発売年月日: 2016/06/22
• JAN: 9784863672758

商品レビュー

2017/10/03

一言一言に納得させられた。
一般化しにくいケースではあるけど、真理を突いていると思う。
「親から尊重され、完全に信じられて育ってきた、自分に満足している子どもは、意図的に自分や誰かを傷つけることはありません。」
そうか。そうだなぁ。

自分が押し付けられてきたことを息子にも押し付けていることに気付いて激しく後悔。
息子が息子らしくいられるように、変わっていきたいと思う。

2017/06/14

子どももお母さんもみな異なる個性を持っているので、
この本に書かれたことをまるっと同じようにやろうと思ったら、きっとうまく行かないだろうなと思った。

けど、書かれている内容に深く共感した。

これは本書とは関係ないことだけど、
同じ大学でも他学部をさげすむ風習？があって、
医学部の中ですら、研究科は臨床に進む人をさげすむ考え方をする人たちがいる。
その研究科もどの先生につけるかで争いがあり。東大の医学部ですらそんなレベル。

そしてそんなことが通用するのは国内だけ。
だから本当に賢いお金持ちの人は海外へ行ってしまう。

あるレベル以上の大学へ行ってないと就活で面接すら受けられない。でも入ってみると、高卒や名前を聞いたことがない大学出身の人もたくさん働いてて、それまでの学歴神話はなんだったのだろうかと唖然とする。

そんな現実を知っていると、大学行かないと将来がないって話はカルトの占いみたいと思ってしまうのです。

いじめにしてもネット攻撃にしても、
上には上がいる前提で俯瞰してみると、他者を見下したり攻撃する人はそうして良いと思っている理由を自分の中に抱えているから、自分より弱い人を攻撃するんだろうなと感じるのです。

なんで日本人はこんなにも劣等感や承認欲求が強く満たされないんだろう？

そんな私の疑問にいくつかの答えをくれた本だった。

遊びと表現しているもの、幸せと表現しているもの、ありのまま等の定義を自分の中で確認しながら読んでみると、より理解できる本かなと思った。