商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/12/01 |
JAN | 9784062932332 |
- 書籍
- 文庫
戸隠伝説殺人事件
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戸隠伝説殺人事件
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
戸隠来訪の後に読んだ。行く前に読んで、今の戸隠と見比べたかった。 敢えて本編にはあまり触れないが… この講談社版はなぜか2015年発刊だが、原作は1983(昭和58)年、自作解説も1992年。随所に、どころか、設定そのものが昭和のこの時代でしか実現しえない物語。21世紀生まれの...
戸隠来訪の後に読んだ。行く前に読んで、今の戸隠と見比べたかった。 敢えて本編にはあまり触れないが… この講談社版はなぜか2015年発刊だが、原作は1983(昭和58)年、自作解説も1992年。随所に、どころか、設定そのものが昭和のこの時代でしか実現しえない物語。21世紀生まれの人にとってはもはや時代劇かもしれない(まあ、サザエさんやちびまる子ちゃんもそうですね)。 内田康夫作品は(ここ10年ほどは見ていませんが)浅見光彦にしてもこの信濃のコロンボにしても、現代設定でドラマ化されることがほとんどだと思うが、是非とも、松本清張のようにその時代の設定で映像化してほしい。 自作解説は必読。順番通り読後に読むことをおすすめする。 自分が以前読んだのは30年ほど前だったか、冒頭の昭和20年8月20日の大火が史実であるのみならず、内田氏が自ら経験したことであったとは、記憶になく、思いもよらなかった。自分もいい歳になってくると、子どもの頃の記憶がその後に与える影響をひしひしと感じるが、内田氏の戸隠での子ども時代、親のルーツが長野にあったことが「軽井沢のセンセ」につながるとは、感慨深かった。
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建設会社社長で地元の有力者・武田が戸隠のホテルでのパーティーの夜に行方不明になり、数日後に毒の平で毒殺死体となって発見された。 長野県警は捜査を始めるが、地元選出の大物代議士・宍戸も捜査に関与しようとしてくる。 捜査の途上にパーティーに出席していた立花という教授が上がり、なぜか武田が死の直前に彼の素性を調査会社に調査させていたこともわかる。 立花は戦争中に戸隠に徴兵忌避者として隠れ棲んでいた過去があった。 そうして第二の殺人が起こり、西矢というところで矢が刺さった男女の遺体が見つかる。 これは多分信濃のコロンボシリーズかな。 テレビでは何度も観ているけれど、本を読むのは初めてです。 最初は全くタネがわかりませんでしたが、後半、犯人がわかってからはちょっとアッサリした話になりました。 そうして最後……あれ、ここで終わってしまうの?? っという感じで。。。 過去を振り切って未来を、新しい繋がりを。というメッセージなのかな。 どうも急に終わった感があって少し驚きでした。
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大規模な開発に揺れる戸隠・毒の平(ぶすのたいら)で、計画のキーマンである実業家の死体が発見された。捜査にあたる“信濃のコロンボ”竹村岩男警部は、事件と鬼女紅葉伝説との奇妙な符合に疑念を抱く。戦争の闇に葬られたはずの、哀しき巫女の怨念が招く、見立て殺人の真相とは? 著者渾身のレジェ...
大規模な開発に揺れる戸隠・毒の平(ぶすのたいら)で、計画のキーマンである実業家の死体が発見された。捜査にあたる“信濃のコロンボ”竹村岩男警部は、事件と鬼女紅葉伝説との奇妙な符合に疑念を抱く。戦争の闇に葬られたはずの、哀しき巫女の怨念が招く、見立て殺人の真相とは? 著者渾身のレジェンド傑作ミステリー。
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