商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2015/09/01 |
JAN | 9784062196802 |
- 書籍
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セント・イージス号の武勲
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セント・イージス号の武勲
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商品レビュー
3.3
13件のお客様レビュー
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歴史物と思って読み始め、途中でファンタジーと気づいた。 私自身はトラファルガー海戦前後の知識に欠けていて、史実と創造の境目を楽しむ事が出来なかったので、そのあたりに詳しい人はもっと楽しめる物語なのかもしれない。
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蒸気を原動力として動く軍艦が、トラフォルガー海戦の時代にあった。そしてナポレオン と闘うイギリスの海軍にその少年は拾われ、(たぶん?)架空の生物を吹く笛の音で操る少女と出会った。 上田さんなりのSF!? なのでしょうが、生物学もヨーロッパ史も自信が無いので何とも言えないけれど私はこの本の中で確かに彼ら彼女らに出会った。 戦争。いつの時代にもイタいけれど、そこで愛する人、信頼すべき人をみつけながらも失ってゆく人の姿が波間に見える。そして(たぶん?)架空の絶滅種だったあの生物たちも…。 失うモノ、代わりに手にしてゆくモノが沢山ある、人間の歴史を私はこの本で知った。
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27:上田さんの海洋もの、しかも皆川博子さんの推薦つきとくれば外れないはずがなく、やっぱりジワジワと好きなやつでした。 産業革命期のイギリス海軍、蒸気機関、帆船、少年と海の民の少女。史実とファンタジーが巧みに織り混ぜられ、戦争の影を纏いながらも誰かの幸福を信じて新しい技術開発に携...
27:上田さんの海洋もの、しかも皆川博子さんの推薦つきとくれば外れないはずがなく、やっぱりジワジワと好きなやつでした。 産業革命期のイギリス海軍、蒸気機関、帆船、少年と海の民の少女。史実とファンタジーが巧みに織り混ぜられ、戦争の影を纏いながらも誰かの幸福を信じて新しい技術開発に携わる情熱が静かに、力強く描かれます。好きすぎた。 「華竜の宮」での潜水艦のピンの打ち合いも良かったけど、今作の砲撃戦もリアルですごく好き。船はロマンじゃよ……。その一方で19世紀の船上生活とか悲惨すぎて。リアルを考えるとげんなりするけど、主人公トビーの冷静な情熱が清々しくて救われる感じ。 歴史クラスタさんもぜひ読んでほしいな。
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