商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2014/12/01 |
JAN | 9784791768400 |
- 書籍
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科学で勝負の先を読む
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科学で勝負の先を読む
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商品レビュー
3.3
13件のお客様レビュー
先を予測するという行為は人に特有であると何かの本で読んだことがある。もし他人より上手く先を読むことができれば、強力な競争優位となるだろう。 本書は、情報理論で有名なクロード・シャノンの作った先読み装置の話から始まる。表か裏か(0か1)を選んで当てるゲームだが、シャノンの機械の勝...
先を予測するという行為は人に特有であると何かの本で読んだことがある。もし他人より上手く先を読むことができれば、強力な競争優位となるだろう。 本書は、情報理論で有名なクロード・シャノンの作った先読み装置の話から始まる。表か裏か(0か1)を選んで当てるゲームだが、シャノンの機械の勝率は6割近く、人はたかだか16ビットの単純な機械よりも下手な意思決定をしてしまうということだ。 この拙い意思決定の裏には、行動経済学でいわれる様々なバイアスが多分に影響しているが、本書が特に強調するのは、ランダムについての錯覚である。 コインを10回投げて4回続けて表がでたら、どう思うだろう?コインのバランスを疑うとまでは言わないまでも、次は裏が出そうだと思うのではないか。当たり前だが確率はいつでも50パーセントである。 このような錯覚から、人は運とかツキとか、自分の能力を過大評価したり、詐欺師に騙されたりする。 本書は、じゃんけん、粉飾の検出、住宅価格、株式投資など様々な場面で、マシな戦略をとる実践的な方法を指南するという体裁を取っているが、実は人の無力さに気づかせるのが主旨ではないかと、そう読んだ。
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150214 中央図書館 数字の並びなどで原理上はランダムとなる系列を、人為的に生成しようとするのは難しく、真の系列か人為的なものかは、簡単に弁別できてしまう。特に人間がランダムを装うことを試みると、同じパターンの連続を少なめに、つまり過度のスイッチングが混入してしまいがちである...
150214 中央図書館 数字の並びなどで原理上はランダムとなる系列を、人為的に生成しようとするのは難しく、真の系列か人為的なものかは、簡単に弁別できてしまう。特に人間がランダムを装うことを試みると、同じパターンの連続を少なめに、つまり過度のスイッチングが混入してしまいがちである。人間は本能的に構造やパターンを読み取ろうとするので、裏をかこうと意識するあまりにスイッチングという構造を埋め込んでしまう癖がある。 このことを利用して、ゲームにランダマイズを的確に導入して勝率を上げたり、問題作成者のパターンを読み取ったり、粉飾会計や横領犯罪の検査に応用できる。 ベンフォードは1938年に、各数字から始まる数の割合を表す公式を発表した。それによると比率は、 上一桁の数字が、12
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じゃんけんや宝くじなどのギャンブルから株式などの投資などのあらゆることの「先」は読めるのか。 非常に面白いテーマでした。 個人的には「ベンフォードの法則」は衝撃的な法則でした。 これを知っていると知らないでは世の中の見方が全然違うかも・・・と思いました。 非常に面白かった...
じゃんけんや宝くじなどのギャンブルから株式などの投資などのあらゆることの「先」は読めるのか。 非常に面白いテーマでした。 個人的には「ベンフォードの法則」は衝撃的な法則でした。 これを知っていると知らないでは世の中の見方が全然違うかも・・・と思いました。 非常に面白かったです。
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