商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2014/07/09 |
JAN | 9784198638221 |
- 書籍
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野望の憑依者
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野望の憑依者
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
鎌倉幕府の滅亡から室町幕府の成立にかけては、太平記を読んでから個人的に一番好きな時代。 実像はどうあれ、色々黒い逸話の多い高師直の栄枯盛衰は、まさにこの時代を表している。 しかし女性の存在から、人生の歯車が徐々に狂い始めるのは、いつの時代も変わらないな。
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高師直一代記。 タイトルからすると、本当の主人公は野望っていう実体のない思念で、それが憑依した人間の生き様と末路のお話。 乱世には、野望に憑依されたような人間はたくさんでてくるもので、野望という思念からすれば、楽しくて仕方ないのでしょうね。まさに人がゴミのようだ、でしょう。 し...
高師直一代記。 タイトルからすると、本当の主人公は野望っていう実体のない思念で、それが憑依した人間の生き様と末路のお話。 乱世には、野望に憑依されたような人間はたくさんでてくるもので、野望という思念からすれば、楽しくて仕方ないのでしょうね。まさに人がゴミのようだ、でしょう。 しかし、足利尊氏のみっともなさときたら。ただ、時代の主に担ぎ上げるだけの材料がそろっていたからこそ、歴史に残った人物。そういう低評価になるよね、高師直一代記を読むと。よくもまあ。将軍になれたもんです。
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15代続いた室町幕府。終盤のごたごたを考えれば、同じ15代の徳川幕府と比べるのは失礼かもしれないが、時代背景か暗殺色の強い時代の統治者だったともう。室町幕府のもし?を考えたらやはり面白いのは初代のような気がする。 「野望の憑依者」 やはり伊東潤先生の想像力と話のテンポは面白い...
15代続いた室町幕府。終盤のごたごたを考えれば、同じ15代の徳川幕府と比べるのは失礼かもしれないが、時代背景か暗殺色の強い時代の統治者だったともう。室町幕府のもし?を考えたらやはり面白いのは初代のような気がする。 「野望の憑依者」 やはり伊東潤先生の想像力と話のテンポは面白い。息をつく間もなくの表現しかできないが次から次へと続く展開は読んでる側を舞台に引きずり出すような感がある。常にだれかの尻馬に乗り、さらには弟の直義に家臣の高師直に尻を叩かれつつ、頂点に乗ったような感のある足利尊氏。 本作はそんな弱弱しい尊氏の側にいて敵は次々と撃破していく高師直にスポットを当てた作品です。もともと大筋は掴んでいたのですが、この時代の難題を次から次へと処理していくカリスマ性に能力はもし一部将として存在していたのなら源氏の嫡流などという名門嫌いの傾奇者たちが味方に付いたんじゃないでしょうか。 多くの身内に家臣を殺した尊氏の室町幕府とは師直が作り、そして師直の不遇が暗殺の歴史を繰り返したのではないでしょうか。
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