商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鍬谷書店 |
発売年月日 | 2013/09/01 |
JAN | 9784896292633 |
- 書籍
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やがて秋茄子へと到る
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
全体的に光の切り取り方が素敵だと思った。 好きだな〜と思ったやつ! ・ゆっくりと両手で裂いていく紙のそこに書かれている春の歌 →裂いてる紙に書かれているのか、裂いたところから春の歌が覗いたのか。私は最初に読んだ時に後者で情景が浮かんだ。紙を手で裂くのって学生の時を思い出す。 ...
全体的に光の切り取り方が素敵だと思った。 好きだな〜と思ったやつ! ・ゆっくりと両手で裂いていく紙のそこに書かれている春の歌 →裂いてる紙に書かれているのか、裂いたところから春の歌が覗いたのか。私は最初に読んだ時に後者で情景が浮かんだ。紙を手で裂くのって学生の時を思い出す。 ・揉め事をひとつ収めて昼過ぎのねじれたドーナツを買いに行く →ドーナツって他人に認めてもらいたいレベルじゃないけど個人的に頑張ったな〜て思った時、食べたい。 ・太陽が暮れてしまえばうつくしい文章を書かなくてはね、指 →私も人に手紙書く時とかなにか文章書く時って夜かも、と思った。自分の指に話しかけてる雰囲気好き。指先って頭とリンクしてない時ある気がする。 ・過ぎ去ればこの悲しみも喜びもすべては冬の光、冬蜂 →バッサリ切り捨てているようにも受け取れるし、優しく許してくてるようにも感じる。 ・追憶の岸辺はかもめで充ち続けひかりのあぶら揺れてかなしい →過去の情景をだんだん思い出せなくなっていく感じ、「かもめが充ち続け」て景色が見えなくなっていく光景が思い浮かんだ。 ・全世界の虚構の音楽室にある木琴をいま鳴らす力を →小学生の時、音楽室にあった木琴がすごく特別に感じていて、鳴らしてみたかったことを思い出した。鉄琴より木琴だったなあ。 ・冷たさの光のなかで刻まれる紫蘇、その紫蘇の放つ芳香 →紫蘇の不思議な香り好きだ。だからこの歌も好き。 ・なるべくなるべく花火のように息を吐く暗がりで君からも見えるよう →息が白く見えるの、花火のようって素敵。
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“初夏に心は実に遠くまで響くものだと遠雷を聴く” “透明な涙が胸に湧き出して目から零れるまで藤が咲く” 美しく詩を織りなす言葉たちが私を経験したことないところへ連れていってくれる。 時々、身体のどこかが知ってるような感覚になる。
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めちゃめちゃ良かったです . 過ぎ去ればこの悲しみも喜びもすべては冬の光、冬蜂 . 「今、この瞬間」のきれいでかけがえのない淡い色彩も、季節として、必ず流れていく、そのことへの深い諦念みたいなものが根底にあるように思う そういうのってけっこう共感できて、「ああこういうのって...
めちゃめちゃ良かったです . 過ぎ去ればこの悲しみも喜びもすべては冬の光、冬蜂 . 「今、この瞬間」のきれいでかけがえのない淡い色彩も、季節として、必ず流れていく、そのことへの深い諦念みたいなものが根底にあるように思う そういうのってけっこう共感できて、「ああこういうのって、後々懐かしくなるんだろうなあ」みたいな、その瞬間すでに距離をとってしまってるような寂しい感覚。読んでて懐かしく、同時に苦しくなる . 町中のあらゆるドアが色づきを深めて君を待っているのだ 生まれた瞬間懐かしくなる歌のように駅の周りで傘は開いた
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