商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2014/03/07 |
JAN | 9784167900472 |
- 書籍
- 文庫
春を背負って
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春を背負って
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商品レビュー
4
78件のお客様レビュー
感想 大都会で会社の歯車となって、どこに貢献しているのか分からない仕事をするよりも、田舎で人と支え合い、それを身近に感じる方が幸せなのかもしれない。主人公の享がその生き方を示している。 あと、山での過信や軽率な行動は自分のみならず救出する人にも多大な迷惑をかけるので注意が必要!...
感想 大都会で会社の歯車となって、どこに貢献しているのか分からない仕事をするよりも、田舎で人と支え合い、それを身近に感じる方が幸せなのかもしれない。主人公の享がその生き方を示している。 あと、山での過信や軽率な行動は自分のみならず救出する人にも多大な迷惑をかけるので注意が必要! あらすじ 奥秩父の国師ヶ岳と甲武信ヶ岳の間にある地味な山小屋を、4年前の父親の突然の死によって継いだ享。 古屋の切り盛りを手伝ってくれているゴロさんの話。 山に自生するシャクナゲを守る話。 自殺願望のある女性を救う話。美由紀はシャクナゲを見て生きる希望を取り戻し、山小屋で働くことにする。 崖で亡くなっていた白骨死体と84歳男性の奇妙な縁。 小屋仕舞いとゴロさんの脳梗塞。ゴロさんは生きる気力を失いかけるが、薬が劇的に効いて全開に。 春山で大荒れの天気になった時に、遭難しかけたパーティを救う話。 7歳の少女が猫と開業前の小屋に迷い込んだ話。
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山小屋を舞台にしたヒューマンドラマで、連作短編の形をとっています。笹本稜平さんと言えば、長編山岳小説、アクションものというイメージを持っていましたから、意外でした。でも読みやすく、心癒される話でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
劇的な展開がある訳でもなく、カリスマ的な存在の登場人物がいる訳でもない。でも、読み進めるうちに、何とも言えない爽快感と心温まる気持ちが湧いてくるような作品。 作者の自然の描写が、本当に素晴らしい。
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