商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2014/02/08 |
JAN | 9784480431530 |
- 書籍
- 文庫
私の絵日記
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私の絵日記
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
十年前に文庫化された作品だけれど、今年アメリカのアイズナー賞(漫画作品で、英訳されたアメリカでの出版物に贈られる)を受賞したというふれこみで増刷されたのを入手。つげ義春夫人(故人)の、文字通り絵日記。 巻頭の口絵の画風に見覚えがあると思ったら、絵本「こんなおみせしってる?」(福音...
十年前に文庫化された作品だけれど、今年アメリカのアイズナー賞(漫画作品で、英訳されたアメリカでの出版物に贈られる)を受賞したというふれこみで増刷されたのを入手。つげ義春夫人(故人)の、文字通り絵日記。 巻頭の口絵の画風に見覚えがあると思ったら、絵本「こんなおみせしってる?」(福音館書店)はこの人の作品だったのか。 一人息子が4歳で入園準備をしつつ、夫が心の不調で病院にかかり始めるという半年ほどの日々、平凡かと言われれば否、ちょっと変わり者の夫婦のささやかな日常。ときどき抜けてる日付もあり、けっきょく誕生日はどう過ごしたのかなと思った。増補再編集の際に追加された最後の(子どもが小学生になってからの)クリスマスイブの日記がよかった。そしてのちに加えられたつげ義春による解説を読み、あれこれ考えさせられた。
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つげ義春さんの妻の生活記。 「貧困旅行記」を読んで、つげさんの生活に思いを馳せ、こちらの作品に流れてきました。 昭和の核家族の等身大の暮らしを、イラストと飾らない言葉で綴っている。冒頭のカラーイラストがとても好き。 穏やかな日々は毎日楽しそうに日記が続き、家族が大変な時期は途切れ...
つげ義春さんの妻の生活記。 「貧困旅行記」を読んで、つげさんの生活に思いを馳せ、こちらの作品に流れてきました。 昭和の核家族の等身大の暮らしを、イラストと飾らない言葉で綴っている。冒頭のカラーイラストがとても好き。 穏やかな日々は毎日楽しそうに日記が続き、家族が大変な時期は途切れ途切れになっていて、胸が詰まる。 ご自身も闘病してお辛い時期も多かったことと思うが、強く激烈に人生を送られなのかなと推察された。 いつかNHKが朝ドラの原作として目をつけそう。
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調布のつげ義春展で売り切れてたので買った。つげ義春と息子正助との生活を描いた絵日記。伝説みたいになっている漫画家の実生活はどんなもんかという興味から。 絵の素朴さも相まって最初は微笑ましい感じかと思ったらつげが不安神経症になってどんどん暗いエピソードばかりになって後半かなり月が飛...
調布のつげ義春展で売り切れてたので買った。つげ義春と息子正助との生活を描いた絵日記。伝説みたいになっている漫画家の実生活はどんなもんかという興味から。 絵の素朴さも相まって最初は微笑ましい感じかと思ったらつげが不安神経症になってどんどん暗いエピソードばかりになって後半かなり月が飛んでブツっと終わる。 つげ義春による解説も付いており、あのときの喧嘩はマキさんが仕掛けてきたものだとか、マキさんの性格がかなり強烈だったとか暴露されていて、この解説もコミで面白い。
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