商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/12/20 |
JAN | 9784103606086 |
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新潮社の季刊誌「考える人」に9年にわたって連載された35篇のエッセイをまとめたもの。 テレビドラマの脚本家として高名な著者の晩年の心境が過去の思い出や交流関係を素材として語りかける。 松竹映画からテレビドラマへと師匠格だった木下恵介や大学時代の盟友寺山修司、同時代の脚本家向田邦子...
新潮社の季刊誌「考える人」に9年にわたって連載された35篇のエッセイをまとめたもの。 テレビドラマの脚本家として高名な著者の晩年の心境が過去の思い出や交流関係を素材として語りかける。 松竹映画からテレビドラマへと師匠格だった木下恵介や大学時代の盟友寺山修司、同時代の脚本家向田邦子、市川森一を扱ったものが印象に残った。 ただ何処か欧米文化に引きずられた世代の古さを感じてしまう点や文章の回りくどさが折角の味わいを減殺するような印象を残すものもあって初めて著者の著作を読んだものの老いの混濁した痕跡が残滓のように思えたのは残念だった。
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2023.12.3市立図書館 訃報を聞いて、追悼読書用に。「考える人」に連載されたエッセイ(2005年冬号〜2013年夏号)の書籍化。脚本を書いたドラマや小説にはまったく縁がなかったが、目を向けていること考えていることはとても興味深い(ということを、頭木弘樹さんの本にたびたび引用...
2023.12.3市立図書館 訃報を聞いて、追悼読書用に。「考える人」に連載されたエッセイ(2005年冬号〜2013年夏号)の書籍化。脚本を書いたドラマや小説にはまったく縁がなかったが、目を向けていること考えていることはとても興味深い(ということを、頭木弘樹さんの本にたびたび引用されているところから知った、そのひとつ、車中でバナナをすすめられて食べなかったエピソードもこの本で改めて読めた)。 木下恵介の葬儀の後の話は怪談のようでおどろいた。結核で早逝した兄の恋人の話を始め、事実は小説より奇なりといいたくなる話も多く、中盤の「女と刀」あたりから俄然おもしろくなった。 この人の文章は急いで読めるものではないから文庫版(新潮文庫2016)でも手に入れようかと思ったのだが、店頭在庫もないしウェブストアでの扱いもないようなので困っている。時間切れで半分ちょっとまで読んでいったん返す。 2024.3.1市立図書館再借り出し 最後まで読み終えた。亡父が山田太一のドラマをみていたかどうか知らないけれど、根のところの考え方などはけっこう近いのではないかなと思えた。
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p9 フェリーニ 成功と虚栄は人間を弱くして、未熟なまま年をとらせる p15 死は当人にはすべての終わりだが、周囲にはその人ぬきの新しい世界の始まりだ p167 木下恵介 浜松に記念館
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