商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/09/20 |
JAN | 9784166608751 |
- 書籍
- 新書
信長の血統
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信長の血統
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商品レビュー
3.2
7件のお客様レビュー
天下統一目前で逝った織田信長。その一族や血統の運命は如何に? 第一章 信長の達成・・・織田政権の全国統一への道程。 第二章 織田政権の崩壊と再建・・・本能寺の変~清須会議。 第三章 織田信孝の「謀叛」・・・秀吉&信雄VS勝家&信孝。 第四章 織田信雄の「逆意」・・・秀吉VS家康&...
天下統一目前で逝った織田信長。その一族や血統の運命は如何に? 第一章 信長の達成・・・織田政権の全国統一への道程。 第二章 織田政権の崩壊と再建・・・本能寺の変~清須会議。 第三章 織田信孝の「謀叛」・・・秀吉&信雄VS勝家&信孝。 第四章 織田信雄の「逆意」・・・秀吉VS家康&信雄 第五章 羽柴政権の誕生と織田体制の継承・・・秀吉の考える織田体制。 第六章 織田家の血統・・・関ヶ原以後~江戸時代の織田一族の運命。 主要参考文献一覧有り。 織田政権。信長の天下統一の夢、それを継承しようとした秀吉。 朝廷の思惑。そして、家康の徳川政権への道程。 それらに翻弄され、或いは生き延びてきた織田一族。 織田家の継承者との自負は、信孝、信雄、三法師の運命を左右。 争乱に斃れ、或いは豊臣と運命を共にした者もいるけど、 小藩や旗本として、また、徳川その他の家に、 織田家の血を残して、現在までも受け継がれていることは、 興味深いものでした。
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信長、秀吉、家康と政権が移る中、信長の親族やその子孫はいかに生き残ったか(ただし、織田家側から見たものではない)。この本書の主題は事実の羅列に止まり、お江が徳川秀忠夫人、織田信雄や長益の子孫が江戸期を生き延びた点は興味は引かない。ただ、信長の政策継承が豊臣惣無事令につながっていく点は別。例えば、信長が、息女と北条家との婚姻を画策した際、北条は織田の「分国」として、その緩やかな支配を容認。九州での近衛前久による停戦斡旋、伊達輝宗へ動員要請は惣無事令の萌芽と見るのはなかなか。京都支配の重要性も同様か。
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信長の死後、その子孫はどうなったのか?秀吉の死後に秀頼が一定の力を持ち、家康へのプレッシャーになったのに対して、信長の血統は影が薄い。信長の長男・信忠は二条城において信長に殉じて死ぬ勇猛な武将だったようだが、もし生きておればその後の展開は変わっただろう。次男・信雄、三男・信孝、そ...
信長の死後、その子孫はどうなったのか?秀吉の死後に秀頼が一定の力を持ち、家康へのプレッシャーになったのに対して、信長の血統は影が薄い。信長の長男・信忠は二条城において信長に殉じて死ぬ勇猛な武将だったようだが、もし生きておればその後の展開は変わっただろう。次男・信雄、三男・信孝、そして嫡孫・秀信(三法師)のその後はあまり知られていない。豊臣・徳川政権下でも信雄、秀信らは主筋として一定の配慮を以って高い官位に処遇されていた!関ヶ原後に西軍についた秀信が高野山で淋しく没したということもドラマを感じる。信長から秀吉への権力移行が第2次織田政権としての性格を持たせ、小田原攻め後に信雄を改易したことで初めて豊臣の世の中であることを示したというプロセスの説明が非常に興味深い。また信長が将軍に推任され、回答を保留したということは初聞であったが、信長らしい。従三位・右大将、権大納言で十分であったということ。実は秀吉も全く同じ役職に就いたこと、そして更に関白の地位を求めたこととの対比が面白い。
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