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魔利のひとりごと ちくま文庫
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魔利のひとりごと ちくま文庫

森茉莉【著】, 佐野洋子【画】

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魔利のひとりごと ちくま文庫

770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2011/10/08
JAN 9784480428813

魔利のひとりごと

¥770

商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2023/04/18

やっぱり好きだなぁとしみじみ。時刻の翼で書かれている時間の感覚。私の中にあったなんとも言えない、表現できずにいたことはこういうことか、と思う。森茉莉の辛辣な言葉もロマンティックな言葉や感覚も、確固とした軸があり、真似できない何かを持っていることに憧れる。

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2021/07/18

「私は森茉莉から沢山のものを学んだ。幸わせで美しい世界は存在するものではなく、自分で勝手に創り出すものである、もうそれは、事実がどうであれ強引に創り出すものであって、それが出来る魂を大切に大切に手入れをしなくてはいけないという事であった」(佐野洋子)。茉莉の作品に触発されエッチン...

「私は森茉莉から沢山のものを学んだ。幸わせで美しい世界は存在するものではなく、自分で勝手に創り出すものである、もうそれは、事実がどうであれ強引に創り出すものであって、それが出来る魂を大切に大切に手入れをしなくてはいけないという事であった」(佐野洋子)。茉莉の作品に触発されエッチングに取り組んだ佐野、二人の豪華な紙上コラボ全開。全集未収録作品初の文庫化。カラー多数。 森茉莉全集に入っていない作品ですが、文字が大きいので他の文庫より早く読み終わりました。佐野さんのエッチングは正直あまり響かなかった(というか、内容と関係ないのかな?つながりが分からず)けれど、父の帽子や貧乏サヴァランに近い感じで、茉莉さんの美しい日本語を味わえます。フランスのデパートの話が非常に面白くて、彼女がフランスを愛しているのがよく伝わってくる大好きなエピソードです。話し方によってはただの自慢なのに嫌味にならないところもいい。

Posted by ブクログ

2020/09/22

「新婦人」に連載された森茉莉のエッセイ。石鹸や宝石、フランスの雑誌、巴里のカフェ、マギャザンといった彼女が愛したものから、幼い記憶を辿った「沐浴」や彼女の思想の片鱗を見せる「時刻の翼」など、どれも森茉莉ならではの言葉で編まれた世界が広がる。今では輸入雑貨などは簡単に、手頃な値段で...

「新婦人」に連載された森茉莉のエッセイ。石鹸や宝石、フランスの雑誌、巴里のカフェ、マギャザンといった彼女が愛したものから、幼い記憶を辿った「沐浴」や彼女の思想の片鱗を見せる「時刻の翼」など、どれも森茉莉ならではの言葉で編まれた世界が広がる。今では輸入雑貨などは簡単に、手頃な値段で買えてしまうだけに森茉莉が語る石鹸や固形香水などは何か夢のように高貴な、ロマンチックな香りを感じる。なかなか手が届かない憧れがそうさせるのだろう。頻繁に出てくる巴里の話も同じで、実在する場所だし、今は飛行機で簡単に行けるけれども、やっぱり手の届かない感じが巴里を神秘的に、魅力的に見せているのではなかろうか。「時刻の翼」はとても好きなエッセイ。彼女の聡明さ、鋭い感性が感じられて素敵だと思いました。

Posted by ブクログ

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