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日本美術応援団オトナの社会科見学 中公文庫
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日本美術応援団オトナの社会科見学 中公文庫

赤瀬川原平, 山下裕二【著】

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日本美術応援団オトナの社会科見学 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2011/07/23
JAN 9784122055094

日本美術応援団オトナの社会科見学

¥838

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2014/06/05

国会議事堂は先日見学したばかりだったので、特に臨場感たっぷりで読ませてもらった。 スーツのコスプレをして国会議事堂見学。議員バッジまでつけて。この楽しみ方が好き。そして、そのコスプレが活気議事堂ではコスプレでなくなる感じも想像ができて、くすっと笑う。 東京国立博物館に行ってみたく...

国会議事堂は先日見学したばかりだったので、特に臨場感たっぷりで読ませてもらった。 スーツのコスプレをして国会議事堂見学。議員バッジまでつけて。この楽しみ方が好き。そして、そのコスプレが活気議事堂ではコスプレでなくなる感じも想像ができて、くすっと笑う。 東京国立博物館に行ってみたくなった。

Posted by ブクログ

2013/09/17

 日本美術応援団のおっさん二人が、今度は社会科見学に出かけました。  行ったところを羅列すると国会議事堂、東京大学総合研究博物館、東京国立博物館、聖徳記念絵画館、根津美術館、正福寺、増上寺、鎌倉、長崎、奈良と多い。確かに子どもが行っても面白くないと思われる。    行った先々で...

 日本美術応援団のおっさん二人が、今度は社会科見学に出かけました。  行ったところを羅列すると国会議事堂、東京大学総合研究博物館、東京国立博物館、聖徳記念絵画館、根津美術館、正福寺、増上寺、鎌倉、長崎、奈良と多い。確かに子どもが行っても面白くないと思われる。    行った先々で見たいところを見て、好き勝手に感想を言い合っているだけなので、何か体系的な知識を得られるという本ではないが、なぜか楽しい。野球観戦しながら技術・戦略を語り合っているみたいなところがある。男はこういう話をするのが好きだ。野球が美術・建築に変わるとこんな放談になる。  とうことで、自分も好き勝手に感想を書く。  正福寺というのは東京で唯一ある国宝建造物らしい。聞いたことあるような、ないような… 言っちゃ悪いが、東村山という東京でもちょっとマイナーな地域にある。志村けんのイメージしかないところに、国宝があることに驚いた。そして国宝指定を受ける前は、藁を詰めておく藁小屋として使われていたという経歴にも驚いた。格式ばらないないで地域に馴染んでいた寺が、突然国宝になったのだから檀家のみなさんはさぞ驚いたのではないだろうか。  今もそんなに「国宝だぞ!」と宣伝しているわけでもなく、慎ましく地域の方々と信仰で繋がっているようだ。行ってみたい気もするが、他に何か見るところもなさそうなので、なにかのついででない限り、たぶん行かない。  増上寺に眠っていた狩野一信の五百羅漢図。この対談の当時はほとんど誰にも知られていなかった。それをもったいないと感じていた山下氏が監修して、その後、江戸博で『五百羅漢展』が実現した。その経緯もこの本の中に詳しい。  自分も江戸博に見に行って、その迫力に圧倒された体験があるので、この部分は一番面白かった。    一信の仏教画はジュワッ、とか、ザザー、とか、ドドドドドドッ、とか、グハハハッ、とか、マンガに付される効果音が絵から聞こえてくるような劇画風なところがある。もちろん狩野派の確かな技術の上に描かれている。そしてところどころホラーマンガっぽいグロさもある。そんなアバンギャルドな仏教画が増上寺には百幅もある。(こんな説明じゃたぶん想像つかないと思うので、興味のある方はググって下さい)    戦前までこの五百羅漢図を常時公開しているお堂があったらしいが、再建されることなく現在に至り通常は非公開。もしかしたら百幅一挙に見れることはもうないのかもしれない。  半信半疑で見に行った美術展だったけど、行っておいて本当に良かった。  巻末の対談では一信が幼年時代に過ごした場所近くにあった本所の五百羅漢の石像と絵を対比させ、たぶんこの石像がこの絵のモデルじゃねえか? といった想像を巡らせている。これは子どもの頃にやった、この怪獣のモデルはこの昆虫じゃねえの?といった遊びに似てる気もする。   二人の対談を読んでいてわかったことは、どんなに巨匠と言われているような人の、どんなに評価の定まった作品であっても、好き嫌いという感性で自分なりに判断していいということだ。    それが美術の楽しみ方だ。

Posted by ブクログ

2013/05/05

紀伊国屋新宿店のフェアでたまたま目について気になったので購入。これは当たり!と思わせる1冊だった。国会議事堂を見学中、いちいち細かいところにまで気づいて質問する両氏。そんな言葉や見方の端々に両氏の哲学が垣間見えるようで面白かった。南伸坊による表紙ものほほんとしたユーモアがある。

Posted by ブクログ

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