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愉快・痛快・不可解 中国南京一人暮らし
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文芸社 |
発売年月日 | 2003/09/01 |
JAN | 9784835563060 |
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愉快・痛快・不可解 中国南京一人暮らし
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1999年、香港に駐在。約2年間、中国ビジネスに携わっていたのだけれど、やっぱり香港人の助けが大きかったみたいだ。1人で中国人とのビジネスに携わってみると、いろいろな事が見えてくる。今回の中国出張時の長いフライト中に読んだ本。 荻野三千雄著「愉快、痛快、不可解 中国南京1人暮...
1999年、香港に駐在。約2年間、中国ビジネスに携わっていたのだけれど、やっぱり香港人の助けが大きかったみたいだ。1人で中国人とのビジネスに携わってみると、いろいろな事が見えてくる。今回の中国出張時の長いフライト中に読んだ本。 荻野三千雄著「愉快、痛快、不可解 中国南京1人暮らし」文芸社(2003) * 中国人には、客に対するサービスという概念があまりないようである。これはおそらくこの国の貧困n時代が長く続いたためであろう。西洋や日本に見られるサービスというものを期待すると落胆させられる。しかし、それは彼らが知らないからであって悪意があるわけではない。基本的に中国人は親切で人懐こく差別をあまりしない愛すべき人たちなのだから。例えば中国で買い物をしても「ありがとうございました」というお礼の言葉は聞かない。また、お客につり銭を渡すときお金を投げて返すやり方は、なれていない外国人にとっては不愉快に感じられる。今よりずっと貧しかったこの国では、モノを持っている者の方が強者で「売ってやる」意識がどこかにあり、このような行為が現在も残っているのかもしれない。 * 没法子(しょうがない、しかたがない)は中国人のよく使う言葉である。こういわれたら、もうそれはすべて終わりということになる。例えば泥棒に入られてお金を盗まれたとする。その話を聞いた相手は一応同乗するが「それはよくあることでしょ、没法子」で終わりである。「没法子」の思想が生まれたことを台湾の学者は、中国では揚子江がしばしば氾濫して、そのたびに田畑は数日間水浸しになる。水が引くまでの間農民は何もできない。それが「没法子」の思想を生んだと言っている。確かに自分の見にふりかかった不幸や不運をいつまでも引きずっていてはよくない。しかし、国際化時代を向かえ何でもこれで済ませていたら非難を受けるだろう。1つの中国人の生活の知恵が「没法子」だが、時にはその本質の追及もしなくては改善がない、進歩もないだろう。 * 規制や優先の無い道路。それが中国の道路である。中国を始めて訪れた外国人は道路を横断するのが大げさでなく命がけでかなりの勇気がいる。道路を横断している補講shあの前で車が停車してくれるだろうなどという甘い考えは捨てたほうがいい。歩行者も自転車も基本的には自分のことしか考えていない。車もまけずにクラクションを鳴らすが自転車や歩行者がよけてくれるとはさらさら思っていない。ただ、一応儀式としてならしているようなものである。このような規則や優先がないこと、さらに言えば譲り合いの精神の欠如は考えてみれば「早い者勝ち」という一番自然で分りやすい法則だともいえる。 * 日本人はすぐ靴を脱ぎくつろぐ。乗り物の中でもそういう傾向が強い。しかし中国人は絶対しない。これはいいとか悪いとかの問題ではなく、言語社会学の学者曰く「足を見せることを恥としている文化」、また、足を締め付ける靴が近代まで存在しなかった民族の相違からくると指摘している。
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