ニッポンの「農力」 強い現場が育む豊かさと未来

日本経済新聞社【編】

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞出版社
• 発売年月日: 2011/05/09
• JAN: 9784532316907

商品レビュー

2016/12/11

1. GDPに占める農林水産業　13%（1960）→1.5%（2008），国内農業「失われた50年」
2. 国内市場の縮小→「売り先の主力を海外に」玉木農園（新潟市）玉木修（31）
3. 「輸入反対を唱えるだけでなく，銃火に耐えうる『強い農業』を目指し，本気で自活，再生への道を考える時期だ」1992年　元農林次官　故小倉武一
4. 1991年（自由化元年）4月牛肉，オレンジ輸入自由化：付加価値の創造（高品質の和牛，但馬牛）により，肉牛生産農家は22万戸（1991年）から7.4万戸（2010年）に減少，一戸当たりの飼育頭数が12.7頭から38.9頭に増加．規模拡大で生産効率が高まった．
5. デコポンの開発（ポスト甘夏）により，単価が甘夏の2.5倍するデコポンの販売額は約200倍増加して45億3800万円に．
6. 韓国：農業の保護から輸出強化に戦略転換（FTAの促進を標榜）．先行事例として，2010年10月農林水産副大臣の篠原孝（62）が視察．韓国政府が2004年にチリとFTAを締結した際，農家への支援・補償対策をまとめて批准にこぎつけたが，2004年から14年間の農業対策費は約9.1兆円で，日本に置き換えると40兆円相当（農水省幹部）．

2016/04/16

農業の生産性を高めるには競争が必要だ。高関税で守っていても、競争力は高まらない 多くの日本人は農村や里山の風景に懐かしさ、安らぎを覚える。農業が生み出すその「価値」を観光や町おこしに転換する動きが広がってきた

2015/11/08

日経らしく情報ソースとして役立ちます。
憶えておきたい会社・篤農家は次の通り。

まいすたぁ：　低コスト農業、三菱商事出資
玉木農園：　コメ輸出
サラダコスモ：　工場有機栽培
松本農園：　トレーサビリティ、グローバルGAP
新潟ゆうき：　コメ直売
神谷生産組合：　精密農業
糸魚川農業興舎：　トマト、センサー、神成慶大講師、NTTデータ、マイクロソフト
サングレイス：　モス、野菜くらぶ、らでぃっしゅぼーや
クロスエイジ：　農業コンサルティング
ぶった農産：　個人向けファンド
グリーンサービス：　私募債
サラダボウル：　研修生受入
和郷園：　タイ人研修生
ライフラボ：　農林漁業専門求人サイト
トップリバー：　研修生受入
さかうえ：　特定派遣、住友商事出資
マイファーム：　個人向け農園仲介
メルヘンローズ：　バラ栽培最大手
四万騎農園：　クリジャム、口コミ
生協ひろしま：　農業生産法人設立
新福青果：　精密農業、富士通
アグリコンパス：　生産履歴管理、三井物産、JFEエンジニアリング
アイアグリ：　新規就農者支援、伊藤忠出資
茨城白菜栽培組合：　産地をリレー式につなぐ
ドール：　ブロッコリー