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いつだって、そばにいるよ。 子どもをとりまく、ふたつの物語
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いつだって、そばにいるよ。 子どもをとりまく、ふたつの物語

阿蘭ヒサコ, 冨部志保子【著】

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いつだって、そばにいるよ。 子どもをとりまく、ふたつの物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NTT出版
発売年月日 2011/03/29
JAN 9784757142688

いつだって、そばにいるよ。

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2011/06/02

現在のこどもたちが抱えている問題とはなにか。 実体験のように(最後まで読みましたが、これは実例なのか、フィクションなのかわかりませんでした。)、問題を抱える子供が置かれている環境、実際に問題を体験している子供、その家族の心境などが描かれています。 一つ目のお話は小児がんの女の...

現在のこどもたちが抱えている問題とはなにか。 実体験のように(最後まで読みましたが、これは実例なのか、フィクションなのかわかりませんでした。)、問題を抱える子供が置かれている環境、実際に問題を体験している子供、その家族の心境などが描かれています。 一つ目のお話は小児がんの女の子の話。 小さいながら病気と闘って、死というものを小さいなりに意識し、考えながら生活しているということ。 健常な子供との間に本人が感じる壁。 それは治ったあとでも心に残り続けるものなんだと感じました。 でも、その経験は命の大切さ、儚さを学んで深い人間に成長していくのだと思う。 二つ目のお話は外国にルーツを持つ子どもたちのお話。 この話を読んで、日本がどれだけ鎖国的な単一国家なのかとしみじみ実感した。 アメリカみたいな多国籍社会じゃなく単一国家に等しい日本で、実際に子どもたちがどのような環境に置かれているかを知った。 文化も言葉も、外見も、みんなと「違う」ことに悩み苦しむ子どもたち。 こんな子どもたちがいっぱいいるんだよね、まわりに。 そんな子どもたちを包み込むように優しく接するダブルツリーの職員。 でもこの職員たち、優しさだけではないんです。 子どもに寄り添いつつ、きちんと子どもが抱えるサインにアンテナを張り巡らしてきちんと受け止めているんです。 この問題は家族間の問題だけではなくて、国が違うことに対するシビアな問題も含んでいるから職員も踏み込むのは難しいけど、子どもの命に危険が及ぶ可能性がある時は断固として踏み込んで守らなきゃいけないのだと思った。 サインを見て見ぬふりは子どもの命まで落としかねないんですね。 この本にはそのような内容は書かれてません。 どの子どもも大なり小なり心に傷を抱えながら、同世代の子どもたちとの関わり、家族や支えてくれる周囲の大人との関わりを通して強く生きて行く、という方向になっている気がします。 どちらかというと、この本は問題を抱えた子どもの目線で書かれていることが多いです。 相手がどのような環境に置かれ何を感じてるか。 どんな問題に対しても、相手の気持ちを考え行動することの大切さを感じました。

Posted by ブクログ

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