商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文化出版局 |
発売年月日 | 2010/08/09 |
JAN | 9784579304318 |
- 書籍
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なんとなく・青空
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なんとなく・青空
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
日常生活の中にある様々なものたちからの詩。 お皿やコップなどなど。「のはらうた」とは一味違うけれど工藤さんらしい。 あべ弘士のオブジェも雰囲気が合っていて良かった。
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・あっけらかんとした詩とあっけらかんとしたオブジェ。 ちょっと抜き書き ・「なんとなく」は最終的返事 ・ミノムシは「中途半端がいい」と思った…… ・猫については/なにがあっても不思議はない ・定義のない世界で
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好き、好き!こんな詩。全部好きです! うぅ…、困ってしまう。この素敵な詩を、皆様に 紹介したいのですが、…選べない。 表題作 なんとなく・青空 は、やはり素晴らしい。だって、 気がつくと となりに 青空が 腰をおろしていた ー で、始まるのですよ。シュールです。読み終えると、な...
好き、好き!こんな詩。全部好きです! うぅ…、困ってしまう。この素敵な詩を、皆様に 紹介したいのですが、…選べない。 表題作 なんとなく・青空 は、やはり素晴らしい。だって、 気がつくと となりに 青空が 腰をおろしていた ー で、始まるのですよ。シュールです。読み終えると、なんとなく ニコニコしてしまいました。 無理やり選んだ好きな詩を紹介します。 目ざめると ぼくね、あのね、と テントウムシが いっしょうけんめいなので なにかとおもったら 太陽に弟子入りしたいのだそうである わたしはね、と スミレがささやく 耳をよせて きいてみると 太陽がのぼる前の すみれ色の空になりたい という あっちでは モンシロチョウが いつか綿雲になる気でいるし こっちでは たんぽぽが 金色の小川をつくろうとしている ある朝 とつぜん 噴水のように 春が あふれた いろんな いのちが 「みてみて!」と よびかけてくる それだけ? いつものように散歩すると いつものように道ばたでひなたぼっこする猫がいる いつものように疑問がわき いつものように質問する (猫に逢うと あなたもそんな気にならない?) なにしてるの? すわってるの それだけ? それだけ なにみてるの? ただみてるの それだけ? それだけ (猫のおでこには謎がいっぱい詰まってるはずなんだがなあ) あんた綿雲だったことがあるでしょ? まあね それから? それだけ あんた満月だったこともあるでしょ? まあね それから? それだけ 猫については なにがあっても不思議はないと思う けっしん あけがた せみが しずしず あらわれ 「おまちどうさま」と殻を脱ぎはじめた 眠さもわすれ 見つめると 「この殻はなあ 生まれかわるための じかん の家さ」 よいしょっと羽を抜き出し せみ 私をみて 「あんたも生まれ変わりたいのかい?」 ・ ・・どきっ・・・ 殻をかぶっているのを見破られたか しかし どうやったら生まれ変われる? 「決心するんだよ いっしょうけんめい」 ひとりで行かなくちゃならない道があるのだ いま歌わなきゃ いつ歌う? 歌いきったら死にます と 飛び立ったせみを 空は しっかり抱きよせ 見えないところで涙をながした 、、、この詩集を紹介して頂いた、やまさん。 読んで頂いた皆様、ありがとうございました。、、
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