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金蠅 ハヤカワ・ミステリ386
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金蠅 ハヤカワ・ミステリ386

エドマンド・クリスピン(著者), 加納秀夫(著者)

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金蠅 ハヤカワ・ミステリ386

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1998/09/01
JAN 9784150003869

金蠅

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商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2024/07/11

1944年発表の、オクスフォード大学教授ジャーヴァス・フェンシリーズ第1作。題材は、劇団員同士の痴情の縺れから引き起こされる怪事件なのだが、問題はその手法も動機も暗中にあること。タイトル"金蠅"の謎は小粒だが、シェイクスピアに関するペダンティックな引用の数々や...

1944年発表の、オクスフォード大学教授ジャーヴァス・フェンシリーズ第1作。題材は、劇団員同士の痴情の縺れから引き起こされる怪事件なのだが、問題はその手法も動機も暗中にあること。タイトル"金蠅"の謎は小粒だが、シェイクスピアに関するペダンティックな引用の数々や、男女間の現代的(1944年時の)な交際が活写されるなど見応えは多い。また、某有名漫画でもあったような、グロテスクでインパクトある終幕も良い。ただ翻訳が古い。もちろん十分意味は通じるし面白いのだが、新訳になれば何倍にも面白さは跳ね上がるに違いない。

Posted by ブクログ

2021/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古い本なので読み辛い点はあるけれど、登場人物は皆曲者で怪しい。最後の謎解きは一つ一つ伏線が回収されて面白かった。殺されたイズーは嫌われ者。良いところもあったろうに……とても気の毒。舞台はオクスフォード。謎解きは大学教授。サーのつく警察署長やシェイクスピア研究家。登場人物の面々がインテリなのでシェイクスピアの一節がしばしば登場。自分に知識があればもっと楽しめたかも。

Posted by ブクログ

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