商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/09/24 |
JAN | 9784043924028 |
- 書籍
- 文庫
チャリオ
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チャリオ
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商品レビュー
2.8
6件のお客様レビュー
自転車という無機質な物体が巻き起こすミステリーホラー。テーマがテーマだけに1歩間違えば失笑と共に駄作本へのランクインかと思われたが案外最後までしっくり読み切れた。不器用な人間達で形成された不器用な家族の破滅がストーリーの流れとしてあるのだが、同時に時折文面に差し込まれる地元のド...
自転車という無機質な物体が巻き起こすミステリーホラー。テーマがテーマだけに1歩間違えば失笑と共に駄作本へのランクインかと思われたが案外最後までしっくり読み切れた。不器用な人間達で形成された不器用な家族の破滅がストーリーの流れとしてあるのだが、同時に時折文面に差し込まれる地元のドブ川の情景描写が絶妙な演出を醸し出している。怖い話か?と言うと怖くはない。寧ろ登場人物達の歪んだ心情に哀しささえ感じる。オチは光が射す展開だが、人によってはガッカリするパターンかもしれない。僕はOKでしたけど。
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自転車と泥川。いつまでも回り続ける車輪。どろどろどろどろ・・・と狂いだす擬音。キャラキャラキャラキャラ・・・と流れ続ける水の流れ。夢が溶け出して腕が出る。
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トンコが面白かったので購入。「泣けるホラー」、読後はせつない気持ちになります。子供の頃、自転車は宝物でした。
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