勝てる読書 14歳の世渡り術
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勝てる読書 14歳の世渡り術

豊崎由美【著】

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勝てる読書 14歳の世渡り術

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2009/01/30
JAN 9784309616520

勝てる読書

¥1,320

商品レビュー

3.4

20件のお客様レビュー

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2023/04/20

ティーン(何なら「ロー」付き)向けのブックガイド。星座に見立てた各テーマ(「キモメン座」「江頭2:50座」「処女作座」など)ごと関連性にある本(主に小説)を紹介。豊崎さんの口ぶりが実に楽しそうで,あれもこれも読んでみたくなる。

Posted by ブクログ

2021/09/14

負けたくない14歳のための読書ガイド。だけどかなりトンガっています。 翻訳物が多いのは著者ならではとして、これは読書入門ではないな。ここまで辿り着け!と発破をかける感じですよ。 これは本来の意味での中二病向きかもしれない。(中二病をテーマにした項もあり)

Posted by ブクログ

2020/07/24

読みたい本は常にいっぱいあるのに、「今」どれを読むか、なぜかピンと来なくて決めきれない時期が、たまに巡ってくるんです。 そんなある日、本棚を眺めていてふと目にとまったのが、豊﨑由美さんの本たちでした。 ああそうだった、私には豊﨑由美さんがいたじゃないかと、久しぶりに懐かしい知己...

読みたい本は常にいっぱいあるのに、「今」どれを読むか、なぜかピンと来なくて決めきれない時期が、たまに巡ってくるんです。 そんなある日、本棚を眺めていてふと目にとまったのが、豊﨑由美さんの本たちでした。 ああそうだった、私には豊﨑由美さんがいたじゃないかと、久しぶりに懐かしい知己にばったり出くわしたような、自分の原点を取り戻したようなうれしさを抱きつつ、本棚から取り出したのでした。 わたくし、昔から豊﨑由美さんを尊敬申し上げているのです。 この人のような本読みになりたい、なんなら弟子入りしたいと思ってきました。 ものすごい読書量と知識量に裏打ちされた、はっきりすっぱりきっぱりと歯切れの良い文章で書かれた書評ですから、読んでいて気持ちがいいし、内容も信頼できるのです。 たまに「そこまで書かんでも」と苦笑することもありますが、それも魅力のひとつ。 この本も、そんな豊﨑さんらしさ全開で、楽しく読みました。 クスクス笑いながら読めるブックガイドなんてそうないのでは。 本書は、中学生に向けてさまざまな分野の著名人が書き下ろしたシリーズ「14歳の世渡り術」のうちの一冊。 と言っても「中学生以上、大人まで。」とあって、大人が読んでも充分楽しめるし勉強になります。 初版発行が2009年1月で、もう10年以上前の本ですが、まっっっっったく古さを感じさせません。 〈本と本がつながっていく様を「星座」に見立て〉、〈書物の宇宙を見上げたことのない人のための、星座早見盤〉となるよう書かれたため、章題が星座になっています。 第1章ガイド座 第2章キモメン座 第3章ケンカ上等!座 第4章江頭2:50座 第5章ご先祖供養座 第6章呪怨座 第7章新訳座 第8章処女作座 第9章デス座 第10章ケモノバカ一代座 第11章中2病座 第12章前を向いて歩こう座 もうこの目次を見ただけでニヤニヤしちゃう。 それぞれの星座に合った本が、次から次へと紹介されます。 国内の本はもちろんですが、海外の本がとても多く、知らない作家や作品もたくさん。 それがめっぽうおもしろそうに、楽しそうに紹介されるので、どれも読んでみたくなります。 ちょっと敷居の高そうな本もありますが、豊﨑さんの話を聞いていると、自分にも手が届くかも、という気になってきます。 たとえば、ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』。 〈ジョイスと聞いただけで怖じ気づく人もいるかもしれませんが、なぁーんてこたあありません。笑いながら読めばいいんです。作家本人がウケを狙って書いているんですから。〉なんて軽ーく言ってくれちゃう。 なんだか勇気が湧いてきませんか。 本書を読んでいるうちに、うらやましくなってきます。 これだけ本を読んでいたら、とてつもなく広い視野を獲得できるだろうし、ありとあらゆる価値観を知ることができるだろうと。 こんな宇宙を、わたしの頭の中にも広げてみたい。 そこからの景色を見てみたい。 きっと今見ているものとはまったく違う世界が見えてくるに違いない。 すごくワクワクします。 豊﨑さんだけでなく、出口治明さんも、池澤夏樹さんも、名だたる大読書家たちがみな口をそろえて、とにかく自分が面白いと思う本を読むことをすすめています。 読みたくなった本がまた増えました。 ここは焦らずじっくりと、古典でも純文学でも大衆小説でも、わたしが読みたい本と向き合い、味わっていこうと思います。 うはは、楽しくなってきたー。

Posted by ブクログ

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