商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/04/11 |
JAN | 9784480424365 |
- 書籍
- 文庫
公立校の逆襲
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公立校の逆襲
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2008年(底本2004年)刊。東京都杉並区の区立中学校に赴任した民間人校長の体験記的エッセイ。 著者からみたリアルな学校、学校文化を、功罪ないまぜで解読できる。学校の実態を見る上では良書といえる。 ただし、テーマ別に分類する体裁をとっていないので、エッセイの集積と見ざるを得ないのが玉にキズか。 学校の功は ① クラブ活動の生徒への社会性付与に対する意義、 ② 学校図書館の存在や地域との連携等、掘り起こせばいくらでも教育に有意義に活用できる資源の存在。学校がそのハブステーション足りうる点(土曜日寺子屋・夜スペ)。 罪は、動かしにくい組織体。原因は自由度の低い指導要綱(また、よのなか科で著者が実現したような、現実世界と学校教育内容との橋渡しが現場教員にはなかなか難しい。 ただし、ゆとり→指導要綱最低基準論の公表でどうなったかは個人的に不知)と、地域・他者参入を拒む心理的障壁か(適切なプロ意識ではあるが、反面弊害も)。
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http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480424365/ , http://www.yononaka.net/ , http://www.wadachu.jp/
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どうしてもマスコミでは夜スペのことばかり取り沙汰されますが、他にも様々な改革を実行していることがわかります。 民間出身の校長先生ということで、企業人としての発想が多いですが、「民間」・「学校」と区分けして考えてしまう時代もそろそろ終わりなのかもしれません。 ここまで変わろう...
どうしてもマスコミでは夜スペのことばかり取り沙汰されますが、他にも様々な改革を実行していることがわかります。 民間出身の校長先生ということで、企業人としての発想が多いですが、「民間」・「学校」と区分けして考えてしまう時代もそろそろ終わりなのかもしれません。 ここまで変わろうとしている勢いが凄い。 地域と連携することや、「格差」に関する勘違い、学校にリスクのあるチャレンジの機会を増やすべきという筆者の意見には納得です。 このエッセイが全てだとは思いませんが、ワイドショーでの報道を鵜呑みにして批判している人には一読して欲しいです。 ただ、「逆襲」というのはどうなのかな……。今までやられっぱなしだった感があるタイトルですな。
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