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家を出る日のために よりみちパン!セ
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商品詳細
内容紹介 | 「暮らし」とは、生きることそのもの。様々な形で受け継がれてきた「暮らしの技術」の、背筋を伸ばして生きていくためのやさしくて新しい技法をおくる! |
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販売会社/発売会社 | 理論社 |
発売年月日 | 2008/01/29 |
JAN | 9784652078327 |
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家を出る日のために
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家を出る日のために
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商品レビュー
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11件のお客様レビュー
ちょうど明後日、家を出る。 一人暮らしは自分で自分の生活を管理すること、という筆者のことばを、自分の中で実現できるかもしれないと期待している。 本として感動したかと問われれば、ふつう〜ちょっとしたの間くらい。 辰巳さんの家を出たエピソードや、一人暮らしをして洗濯したり、料理し...
ちょうど明後日、家を出る。 一人暮らしは自分で自分の生活を管理すること、という筆者のことばを、自分の中で実現できるかもしれないと期待している。 本として感動したかと問われれば、ふつう〜ちょっとしたの間くらい。 辰巳さんの家を出たエピソードや、一人暮らしをして洗濯したり、料理したり、ゴミを捨てたり、という家事を楽しそうに列挙しているところに、家を出ることってこんなに面白いものなんだろうか、と少しワクワクした。 また、暮らしに根ざした生き方がいい、という考え方がこの筆者の一つの軸になっているようだが、この考え方は、鶴見俊輔や、暮しの手帖、生活綴り方運動、主婦の友社の家計簿など、小市民が小市民として自律的に生きるという楽しみや、生活に根ざした考えがその時々の世界を作る、というような生き方論・世界観を提示する思想と通ずるものがある。頭でっかちになってしまいがちな僕は、こういう日々の生活のニーズから物事を深めていく、自然かつ必然性のある、好奇心を追求するプロセスにちょっと合理的な幅を超えて憧れちゃってる面があるので、この話は好意的に受け止めている。 あとは、お米の炊き方から火傷の治療まで、1人で暮らす時必要なことって何か、問題を出していて、自分は意外と初歩的なことなのにわかっていないことあるなと思った。 生活の中でしか教わらないし、そこに正解のない家事について、どんな定石があって、他の家ではどうなっているんだろうか、また家事ができて一人前に生活できるってどんなことなんだろうか、と、身近な家事という観点を軸に、自分が何を言っていてもまだ自立していない、つまり直接的に人に生活を委ねている人なんだなあ、それにこれから答えのない生き方を身近な家事というところから探していけるんだなあ、と色々気づかせてくれた。そして1人暮らしは楽しみになった。 家事とか、自分で考えるから面白いんだよねきっと。
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何というのか……余り期待していたような事が書かれていなかった。10代の若者、今時の若者が読んで参考になることは最後の家出テストくらいのものかな、という印象。 加えて、著者の「今は~が欠けている」「むかしはこうだった」「おばあさんのころは~」というくだりが言葉は悪いけれども老人...
何というのか……余り期待していたような事が書かれていなかった。10代の若者、今時の若者が読んで参考になることは最後の家出テストくらいのものかな、という印象。 加えて、著者の「今は~が欠けている」「むかしはこうだった」「おばあさんのころは~」というくだりが言葉は悪いけれども老人っぽく、今の若者に向けて寄り添うというよりも今がどれだけ足りないものが多いのか、何が劣化してきたのか、というものを論じるための切欠として用いられているように感じた。 著者にそれほどの意図は無かったとしても、これから前向きに一人で暮らしたい、と考えている若者たちにとって、高度経済成長云々というのは少し社会的というのか、講義っぽさが濃すぎるのではないだろうか。 そういう「暮らし方」の実用書を求めている方は他の本を探された方が良いと思う。
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この人が家族について、特に実家の家族について語る時、なんだか、ちょっととげとげしい口調になっているような気がする。この人の親は完璧な存在では無かったろうけれど、この人は完全に、ちゃんと親を持てた人だ。 親を持てた人と、親を持てなかった人は、そもそものスタートラインが全く違う。私は...
この人が家族について、特に実家の家族について語る時、なんだか、ちょっととげとげしい口調になっているような気がする。この人の親は完璧な存在では無かったろうけれど、この人は完全に、ちゃんと親を持てた人だ。 親を持てた人と、親を持てなかった人は、そもそものスタートラインが全く違う。私は親のいる普通の人のこと好き。でも、それが当たり前だと、信じていることも知らないくらい信じ込んでいる人を見ると、嬉しいのと同時に寂しくなる。たぶん、羨ましいんだ。この人が善良な人なのは確かだよ。 自分の中のごちゃごちゃした事柄どもを、自分の言葉で語れば、心は癒えていく。 一見つまらない、くりかえしの、簡単な仕事。ものすごく単純で、信じられない程美しく奥深い仕事。人生をかたどっていくそんな仕事たちは、覚えようとしなければ、決して身につけることができない。 家の中と外の仕事にランクなんか無いんだ。すべては生活の一部。 体の延長線上に思想がある。 体が納得していることから来る確かさ。 遠い家族たちがなしとげてきたこと、失ってきたものを背負いつつ、人生をつくっていかなきゃならない。
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