商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2005/01/07 |
JAN | 9784167694012 |
- 書籍
- 文庫
せきれい
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せきれい
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
三人の子どもたちが独立したあとの、夫婦二人の静かな生活をやわらかい文章でつづった作品です。 庭に咲く花に目を向けてあたらしい季節の訪れを感じたり、やってくる鳥たちに心をなごまされたり、子どもや孫からとどくあたたかな手紙や近所のひとたちとの交流のようすが紹介されたりと、特別な事件...
三人の子どもたちが独立したあとの、夫婦二人の静かな生活をやわらかい文章でつづった作品です。 庭に咲く花に目を向けてあたらしい季節の訪れを感じたり、やってくる鳥たちに心をなごまされたり、子どもや孫からとどくあたたかな手紙や近所のひとたちとの交流のようすが紹介されたりと、特別な事件が起こることもない、日々の暮らしが描写されています。また、著者と親交のあった詩人の阪田寛夫の次女が、タカラヅカ歌劇の女優の大浦みずきであることから、彼とともに宝塚を訪れたことや、やはり著者と親交のあった小沼丹の思い出なども語られています。 小説というよりもエッセイにちかい感覚で読みました。ストーリーのある作品もいいですが、本書のような作品にも、本を読むことのよろこびが感じられるように思います。
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こんなふうに季節を楽しみ、周りとの関係を持ち、感謝の心を持っていられたら人生は素敵なものになるのだろうな。 女性誌などで、しきりに「ていねいな暮らし」という言葉を見かけるけれど、こういう暮らしが丁寧な暮らしなのだろう。
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ホントに何も起こらない。「静」の達人。喜怒哀楽の「怒」がない。「怒」がない代わりにドレミがある(笑)
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