商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 1996/05/15 |
JAN | 9784198905101 |
- 書籍
- 文庫
精神鑑定の女
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精神鑑定の女
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イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387165422.html) 「死体を跨いで進む女」を改題)
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海辺に面する洋風家屋で、4歳の女の子の転落死亡事故が起こった。彼女の母親がうっかりうたた寝をしてしまった最中に階段から過って足を滑らせたのだろうと思われたが、隣人の目撃情報により、事件は一変。なんとその隣人は、うたた寝をしていたという母親が女の子を抱き上げて落としたのをしっかり...
海辺に面する洋風家屋で、4歳の女の子の転落死亡事故が起こった。彼女の母親がうっかりうたた寝をしてしまった最中に階段から過って足を滑らせたのだろうと思われたが、隣人の目撃情報により、事件は一変。なんとその隣人は、うたた寝をしていたという母親が女の子を抱き上げて落としたのをしっかりと見たのだという。母親と顔見知りだった弁護士・真道彰が弁護することになったが・・・。 別居中の夫、事件を目撃した隣人を召喚しての法廷のやりとりはとても正統派法廷小説といった感じで、純粋に楽しめる。ただ、姉や同居人の話が出てきたあたりからどうも不穏な空気・・・と思ったら、結末はやっぱり。この作品が書かれた時代はまだ今みたいに世間の認識も浸透してなかったのかなぁ?今となっては小説の世界ではままあることだし、これを結末にもってこられても、「それだけ?」ってなってしまうんだけど。裁判の流れが不利になってきたところで唐突に精神鑑定を要求するのも、これのせいで責任能力が無しとみなされあっさり不起訴になってしまって終わりなのも、今の時代ではなかなか受け入れられない結末だろう。
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