商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社/ |
発売年月日 | 1992/09/25 |
JAN | 9784488023348 |
- 書籍
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ななつのこ
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ななつのこ
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商品レビュー
4.2
19件のお客様レビュー
ピリッとスパイスの効いた連作ミステリー 身の回りに起きた小さな事件の謎解きです 主人公の駒子は書店の新刊コーナーで、短編集「ななつのこ」の表紙に一目惚れして購入します。 そして作者の佐伯綾乃に人生初のファンレターを書き、最後に自分の周辺で起きた事件についても書き記しました。 ...
ピリッとスパイスの効いた連作ミステリー 身の回りに起きた小さな事件の謎解きです 主人公の駒子は書店の新刊コーナーで、短編集「ななつのこ」の表紙に一目惚れして購入します。 そして作者の佐伯綾乃に人生初のファンレターを書き、最後に自分の周辺で起きた事件についても書き記しました。 するとなんと、返事が届いたんです! ファンレターに返事がくるなんて、めちゃくちゃ嬉しいですよね。 しかもそこには、駒子の事件についての謎解きが書いてあるんですよ。 鮮やかにカッコよく! こんなふうに駒子と綾乃の文通がはじまり、駒子の疑問を綾乃が解いていくというストーリー。 で、すごいのは作中作「ななつのこ」に登場する〝はやて〟と〝あやめさん〟のストーリーとも交差していくこと。 そして驚きのラスト! 私は六話目の「白いタンポポ」が一番好きです。 駒子はちょっとトボけたキャラなんだけど、真雪ちゃんという小学生の女の子への接し方に優しさか溢れていて、胸がぎゅっとなる。 この作品は、ブク友・ひろちゃんのオススメです。 読むのが随分遅くなったけど、読んで良かった。 やっぱり加納朋子さんは良いですね。 ありがとうございます♪
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【収録作品】スイカジュースの涙/モヤイの鼠/一枚の写真/バス・ストップで/一万二千年後のベガ/白いタンポポ/ななつのこ 短大生の駒子が『ななつのこ』という童話の作者にファンレターを送ったことをきっかけに、駒子が提示する日常の謎に作者が答えるという形で交流が続く。
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加納朋子さんのデビュー作にして、第3回鮎川哲也賞受賞作は、日常の謎を題材にしており、それに挑むのが、陽気で溌剌としながら飾り気のなさが魅力の、駒ちゃんこと「入江駒子」に、彼女が好きな小説家にして文通相手の「佐伯綾乃」。 駒ちゃんが見付ける謎と、綾乃が書いた作中作の「ななつのこ」...
加納朋子さんのデビュー作にして、第3回鮎川哲也賞受賞作は、日常の謎を題材にしており、それに挑むのが、陽気で溌剌としながら飾り気のなさが魅力の、駒ちゃんこと「入江駒子」に、彼女が好きな小説家にして文通相手の「佐伯綾乃」。 駒ちゃんが見付ける謎と、綾乃が書いた作中作の「ななつのこ」が、違和感なく組み合わさって楽しめるのに加え、人として少しずつ成長する駒ちゃんは微笑ましかったし、7章の真相も意外で面白かった。ただ、最後の追伸は少々くどかったかも。 また、推理ものとは別にして、作者自身の視点の中立さや広さも印象的で、真雪ちゃんのような子供もいるということや、駒ちゃんを白いたんぽぽに例える点には、固定観念や常識にとらわれない、ものの見方を示してくれており、好感をもてました。 この作品が発売されたのは1992年。その頃の私が読んでればなあ、なんて、今となっては後悔先に立たずなのだが、あの頃の自分に教えて上げたい。 常識ってなんなんでしょうね、本当に。
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