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平成三十年(上) 何もしなかった日本
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商品詳細
内容紹介 | 内容:何もしなかった日本 |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞社/ |
発売年月日 | 2002/07/01 |
JAN | 9784022577535 |
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平成三十年(上)
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平成三十年(上)
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
1997/6-1998/7 朝日新聞連載を単行本化 H29 消費税は12% 為替レート 230円 43才 官僚 月給200万 年収4000万 4割は税金と社会保険 消費物価は20年前の3倍 ガソリンリッター1000円 駐車料金10分100円 地下鉄初乗り500円 国際収支5...
1997/6-1998/7 朝日新聞連載を単行本化 H29 消費税は12% 為替レート 230円 43才 官僚 月給200万 年収4000万 4割は税金と社会保険 消費物価は20年前の3倍 ガソリンリッター1000円 駐車料金10分100円 地下鉄初乗り500円 国際収支500億ドルの赤字 H28の出生数100万人を切る ニュータウン500戸のうち空き家が50 一業二社体制へ 林業 下刈り、枝打ち、苗木を植える人がいない 日当3万 田舎の木造家屋は大きすぎて、プレハブへ建て替え 10年後の実質GNPは15%下がる スペイン化がすすむ 観光立国
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※このレビューにはネタバレを含みます
今から16年後の日本。その間、日本政府は何も有効な手を打つことが出来ず、暗い時代に。経済大国が斜陽期に入った日本の近未来を画いた堺屋太一の筆は非常に雄弁で、現実味があります。消費税20%、年金の切り下げ、円安で1ドル240円、酸性雨により荒れた山林、若い人が全く去った荒廃した田園、東南アジアからの労働力の進出、海外旅行者の激減などは、このままでは間違いなくそうなりそうです。主人公の経済産業省の役人は団塊の世代の息子(ジュニア団塊)。そして、元銀行員の父親の年金生活者が私たちの姿ということであり、ついつい自らを重ねてしまいます。しかし、登場人物が木下をはじめ、織田、明智、前田、今川、三好、武田、徳川などの苗字としているのは、それぞれに歴史上の人物と重ねて見るべきなのか?と余分な想像をしてしまい、これは賛成できませんでしたが。
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もう十年も前の図書であり、読んだのも三年前のことだが、今の政治状況を鑑みると、本書の状態が目に浮かぶようである。平成三十年まであと五年あまりである。どうする。
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