大島弓子選集 誕生(1) 誕生

大島弓子(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日ソノラマ
• 発売年月日: 1986/04/01
• JAN: 9784257900658

商品レビュー

2012/05/09

大島弓子は私にとってはずせない作家だけれども、苦手意識もある。
初期の頃の作品は今回初めて読んだけど、いかにも古の少女漫画と言う感じの強引さを感じた。
そういえば当時は貧乏な女の子がバレリーナやピアニストに憬れて、努力したり苦しんだりする漫画が多かったな～。
あるいは病魔と闘ったり・・・そしてその多くが白血病だったように思う。
読んでいると息苦しさを覚えるような希望のない作品が主で再読は、ないかも。
繊細な絵や詩的なせりふで一見ホンワカムードが漂うけれど、実は「本当は怖い大島弓子」と以前から思ってきましたが、当時からやはりその要素があったのだな～とつくづく思いました。

2007/11/20

＊１９６８〜７１＊ポーラの涙／ペールの涙／デイトははじめて／フランツとレーニ／詩子とよんで、もういちど／男性失格／誕生／夏子の一日／あしたのともだち／みち子がきた日：など集録。絵もストーリーも古いし、お決まりの感じもある、それなのにそれでも泣ける。ジーンとくる。