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美しき呪いの女サラ 聖書の女たち ヴィレッジブックス
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美しき呪いの女サラ 聖書の女たち ヴィレッジブックス

マレク・アルテ(著者), 藤本優子(訳者)

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美しき呪いの女サラ 聖書の女たち ヴィレッジブックス

946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ソニーマガジンズ/
発売年月日 2005/07/20
JAN 9784789726030

美しき呪いの女サラ

¥946

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2021/12/01

マルク・アルテの聖書に出てくる女たちを小説の主人公として描いた三冊のうち、 『モーセを愛した女』『美しき呪いの女サラ』を読んだ。 一作目の『モーセを愛した女』は、エジプトからイスラエルの民をカナンに導き、その途中、十戒を神より授かり、旧約聖書の「創世記」「出エジプト記」「レビ記」...

マルク・アルテの聖書に出てくる女たちを小説の主人公として描いた三冊のうち、 『モーセを愛した女』『美しき呪いの女サラ』を読んだ。 一作目の『モーセを愛した女』は、エジプトからイスラエルの民をカナンに導き、その途中、十戒を神より授かり、旧約聖書の「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」を著したと言われている モーセの妻のチッポラを主人公にしている。 二作目の『美しき呪いの女サラ』は、モーセより、ずっと先人であるユダヤの祖と言われるアブラハムの妻のサラを描いている。 「創世記」のなかに描かれいる人々は驚くほど高齢まで生きているが、アブラハムやサラも例外ではない。 サラは、アブラハムの妻となったが、不妊で、アブラハムに自らが自分の侍女を差し出し、侍女が男児を(イシュマエル)を出産後、自分が妊娠出産し、イサクをもうけた。 すると、侍女とイシュマルを追い出すようにアブラハムに言い、母子は彼らの天幕から追放される。 聖書にはこのようなことが淡々と書かれているわけだが、マレク・アルテは、彼女の人生に色づけをし、より、人間的にひとりの女性として、サラを描いている。 これは、モーセの妻のチッポラも同じことで、 ノーベル賞作家のラーゲルクヴィストが、イエスの代わりに釈放されたバラバのその後の人生を、描いたように、フィクション的要素を加えることで、より、生身の人間らしくヒューマニックに聖書の人間たちを蘇らせる。 とはいえ、イサクが生まれた時、アブラハムは百歳前後、サラは90歳、サラが死んだのは127歳だったと創世記には書かれている。 マリアの処女懐胎と同じく、このあたりは少々聖書の聖書たるかんじがあるのだが、 聖書の中の人物たちが、身近に感じることは好ましいことだと思う。

Posted by ブクログ

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