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鈴木大拙 講談社学術文庫
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鈴木大拙 講談社学術文庫

秋月龍みん(著者)

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鈴木大拙 講談社学術文庫

990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2004/04/10
JAN 9784061596559

鈴木大拙

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2018/05/25

鈴木大拙に20年間も師事した者にしか書けない内容を期待していたのだが・・ もっと人間的な魅力を引き出すようなエピソードは無かったのか? とはいえ、登場人物のビッグネームはさすがです。 安宅産業の創始者、安宅弥吉は学友で、学生時代に彼が「僕は銭屋五兵衛のように、外国貿易をやっ...

鈴木大拙に20年間も師事した者にしか書けない内容を期待していたのだが・・ もっと人間的な魅力を引き出すようなエピソードは無かったのか? とはいえ、登場人物のビッグネームはさすがです。 安宅産業の創始者、安宅弥吉は学友で、学生時代に彼が「僕は銭屋五兵衛のように、外国貿易をやって、日本の富を増やす。君は学問をやるなら金が要るだろうから、その時は僕が出そう」と話し、実際鈴木に資金援助をたびたび行っており、出版費用や住宅を建てたり、財団法人の創立も安宅氏が援助したようです。 夏目漱石が英文の添削をしたり、坪内逍遥に英語を教わったり、西田幾多郎も友人の一人です。 彼は41歳の時に、禅を学ぶために来日していた外人と結婚し、彼が69歳の時にその夫人を亡くしています。 そして、縁あって米国生まれの女学生の岡村美穂子さんを連れて帰国したのが88歳の時で、それから亡くなるまでの8年間、公私にわたってお世話をしたそうです。 その時の気持ちをこんなふうに書き残しています。 「わしも若いころは一人でなんでもできた。しかし、年を取って人に頼りだすというともういかん。いまは美穂子さんがいないと何もできぬ。ずっとそばにいてくれるといって日本までついてきてくれたけど、若いお嬢さんのことだ。いつ気が変わるかもしれん。それになれぬ日本の暮らしは大変だろう。君(秋月)もそばにいて気をつけてやってくれたまえ」(P228) 若い娘を見るとすぐ手を出す昨今のエロ爺とは違っていたようですね。

Posted by ブクログ

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