商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館/ |
発売年月日 | 2003/08/29 |
JAN | 9784093874632 |
- 書籍
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信さん
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信さん
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商品レビュー
4
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短編二編。 昭和の九州を舞台に、主人公が昔の友達(というのとは少し違うが)との思い出を語る。 「信さん」は、二つ年上のフダツキとの思い出についてかかれた話。置かれた環境から、フダツキと思われていたが、実は頭もよく、正義感にもあふれる信さんと自分の母親との交流をえがいた少し切ない話。 「透い町」は、韓国系の友人の芯の強さについて。
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まさに「古き良き昭和」の時代。上辺だけを見ると乱暴者でロクでもない子供の信さん。でも、ちょっとしたキッカケや、一言でどんどん長所が見えてくるし、伸びてくる。淡い恋心(?)もたまらなく純粋。そして ヨンくんも、ひたすら母を思って耐える秘めた強さ。この物語の語り手は、何十年経っても...
まさに「古き良き昭和」の時代。上辺だけを見ると乱暴者でロクでもない子供の信さん。でも、ちょっとしたキッカケや、一言でどんどん長所が見えてくるし、伸びてくる。淡い恋心(?)もたまらなく純粋。そして ヨンくんも、ひたすら母を思って耐える秘めた強さ。この物語の語り手は、何十年経っても色あせない思い出と友情を持てたこと、とても羨ましく思いました。たった100ページ程の話ですが、良い本に出会えました。
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表題作と「遥い町」の二編が収録されている。 九州の炭鉱町に住む主人公の私。 この私を通して町でも札付きの悪ガキだった信さんとの思い出、また「ヨン君」と呼ばれた在日の男の子のとの思い出がそれぞれ語られる。 二編とも心に沁みると同時に物悲しい物語だった。 昭和のノスタルジーと一言で...
表題作と「遥い町」の二編が収録されている。 九州の炭鉱町に住む主人公の私。 この私を通して町でも札付きの悪ガキだった信さんとの思い出、また「ヨン君」と呼ばれた在日の男の子のとの思い出がそれぞれ語られる。 二編とも心に沁みると同時に物悲しい物語だった。 昭和のノスタルジーと一言で片づけてしまうには忍びない。 養父母に育てられる子供たちの疎外感や愛情に飢える気持ちは普遍的なものだろうし、在日の子供たちへの差別も決してなくならないだろう。 いい意味で教科書的な作品。 子供たちに是非読んでほしいなと思った。 今の社会だと友達同士のかかわり方も変わってきてるだろうとは思うけれど。 この作品、どうやら映画化されているみたいだ。 予告編を見てみたらそれだけで胸が締め付けられそうだった。 ちょっと見てみようかな・・・。
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