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遺伝子は語る 霊長類から人類を読み解く
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 2003/12/30 |
JAN | 9784309251752 |
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遺伝子は語る
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【生物学から人間を科学する】 猿の社会を遺伝子で解析した著者。そんな著者が、人間とはなにか?を猿の遺伝子解析から読み解く。 今の自分が持っている課題意識。それは「なぜ人間だけが、子孫を残すということを自主的に行わないことを選択するのか」という点である。生物が生きることの至上命題...
【生物学から人間を科学する】 猿の社会を遺伝子で解析した著者。そんな著者が、人間とはなにか?を猿の遺伝子解析から読み解く。 今の自分が持っている課題意識。それは「なぜ人間だけが、子孫を残すということを自主的に行わないことを選択するのか」という点である。生物が生きることの至上命題は、「子孫を残す」ことであるはずで、そうだとすれば、なぜ人間だけが「自主的に」それをしないということを選ぶのだろうか。 そんな問題意識を持ち、本書を購入した。生物学の観点からならば、きっとその答えのヒントが見つかるはずだと。結論からすれば、見つからなかった。全く。 遺伝子が生物の行動や性格を決めるという点は理解できたし、それは面白いと思った。また同様に身長や体重を決めることも。だから、近い将来、遺伝子操作をして、それらの項目を事前に決めたり、遺伝子解析をして事前に知ることができるようになるかもしれない。 後者は、例えば最初から背が伸びないことがわかれば、バスケットボール選手になることは諦められるとかが挙げられるだろう。それがいいことかどうかは議論が必要だ。やりたいならやらせればいいじゃんか!というグループと、合理的にムダな時間を使う必要がなくなるとうグループで真っ二つに割れるだろう。 でも人間だけが持つ、「自主的に子孫を残すことをやめる」遺伝子、もしくはそれを可能にするような遺伝子があるのかもしれないと考えれば、遺伝子学が自分の疑問に答えるヒントになるかもしれないと思った。
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