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韓国人のしくみ “理"と“気"で読み解く文化と社会 講談社現代新書
792円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2001/01/20 |
JAN | 9784061495364 |
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韓国人のしくみ
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韓国人のしくみ
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本の感覚では不思議に思う韓国人の行動を、<理気>という枠組ですべてを説明しようという本。著者の小倉紀蔵はNHKの韓国講座を担当していた。その時から教え方が上手いと思っていたので購入した。理気の仕組みは難しいのだろうが文書は平易で読み易い。
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日韓の間にある所謂「歴史問題」について、ポツポツと読み始めたのは随分と前になる。それ以来感じていることは、韓国側の「正統性」への強いこだわりだ。 勿論、議論であれば、原理原則に照らしてそれぞれの主張の正当性を争うのは当たり前の話だが、韓国の論者の言い分は一寸独特な感じがして、国...
日韓の間にある所謂「歴史問題」について、ポツポツと読み始めたのは随分と前になる。それ以来感じていることは、韓国側の「正統性」への強いこだわりだ。 勿論、議論であれば、原理原則に照らしてそれぞれの主張の正当性を争うのは当たり前の話だが、韓国の論者の言い分は一寸独特な感じがして、国際法とその基礎になっている考え方を破る部分があるような気がしていた。 今、国際法についてあれこれ言う準備は出来ていないのだが、この本を読んでみて、韓国の論者がなぜ独特の正統性の議論に進んでいくのか、その一端が感じられた気がした。
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前著『韓国は一個の哲学である』(講談社現代新書、講談社学術文庫)と同様、「理気二元論」に基づいて、韓国のあらゆる社会現象を説明している本です。前著は、「理気二元論」についての詳しい説明がありましたが、本書ではより具体的な事例に即した分析が展開されています。 とくに興味深かったの...
前著『韓国は一個の哲学である』(講談社現代新書、講談社学術文庫)と同様、「理気二元論」に基づいて、韓国のあらゆる社会現象を説明している本です。前著は、「理気二元論」についての詳しい説明がありましたが、本書ではより具体的な事例に即した分析が展開されています。 とくに興味深かったのは、「韓国は一個である」という主張です。これは、韓国には多様な意見がない、ということではないと著者は説明しています。むしろ韓国では、さまざまな意見が先鋭的で激しく対立しているのですが、それが「理」の争奪戦という形を取り、それが各々の立場に同型的に見られるということを意味しています。 もしかすると、韓国人自身が「一個」であることを強く志向し、そのことが韓国の社会を動かす力になっているため、外から見ると「韓国には多様な意見がない」というような感想を抱いてしまいがちなのかもしれません。
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