商品詳細
内容紹介 | 内容:一統の帝王学 |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2000/06/08 |
JAN | 9784167607036 |
- 書籍
- 文庫
韓非子(下)
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韓非子(下)
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4
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『韓非子』の独自解釈の世界展開
上巻では、レイアウトが雑(単位ごとの区切りが全くない)だったが、下巻では改められている。見出しを付けないところも、スペースを利用し、読みやすくしてある点に好感が持てた。目に優しいだけでなく、著者独自の意見を押し付ける意図も減じて感じられた。『老子マネジメント入門』で懲り懲りしたが...
上巻では、レイアウトが雑(単位ごとの区切りが全くない)だったが、下巻では改められている。見出しを付けないところも、スペースを利用し、読みやすくしてある点に好感が持てた。目に優しいだけでなく、著者独自の意見を押し付ける意図も減じて感じられた。『老子マネジメント入門』で懲り懲りしたが、つくづくレイアウトは大切だと思った。 安能務さんの「韓非子」上・下巻は、人物韓非の思想や実体験に留まらず、書物に記されてない前後の時代の人物や歴史模様も描かれていて、安能ワールドが展開する。 現に韓非が生きた前の時代は許せるとして、人物韓非をなぞる意味で、後の時代描写を含むのは些か脱線気味ではあるものの、「思想書韓非子」を中国が生んだ普遍の哲学書として見るとき、(著者が意図したかどうかは分からないが)理に適った説明だと思った。 本書冒頭の「難一~四」は、本文と本文訳に続けて、「或るいは曰く」と前置きし、韓非の「ナマ」の意見が続く。「ナマ」、とはいっても、飽くまで安能務さんの考えで濾過した意見。もっといえば、歴史が濾した古典を、歴史作家・安能務が斟酌した韓非子論といったほうが正鵠を射ているかもしれない。 純粋な「韓非子」を求める方は、一例として、金谷治さんの「韓非子」(全四巻)を読まれるといいと思います。 が、そもそも、私などの漢語を解しない人間が真実の「中国古典」を求めるのは無い物ねだりで、どなたかが手がけた以上、著者独自の意見の竄入や若干の歪曲は致し方ないと思います。 その点、本書は、「金谷版韓非子」とガラリ趣きを異にする、「韓非子文学の展開」と捉えることができると思います。 上・下巻、通して読まれるのをお勧めします。面白さは保証します。
聖熟女☆ミ
安能務 「 韓非子 」2/2 性悪説の人間観として読むより、この本のように 老子の道家思想の流れをくんだ支配体制論として読む方が 広がりを感じた。上巻の序章が 韓非子の本質かもしれない 上巻と下巻の構成が異なり 読みにくさは感じるが、面白い本だと思う 物語を通して、仲尼(孔...
安能務 「 韓非子 」2/2 性悪説の人間観として読むより、この本のように 老子の道家思想の流れをくんだ支配体制論として読む方が 広がりを感じた。上巻の序章が 韓非子の本質かもしれない 上巻と下巻の構成が異なり 読みにくさは感じるが、面白い本だと思う 物語を通して、仲尼(孔子)や実在の君主の言動を 或る人(韓非子)が批判する形で進行する。韓非子の特徴、目付けを 他と比較することで 明らかにしている 万世の利とは 今日の勝利に掛かっている 善い賞罰とは *上が法を設ける *下に姦詐の心を起こさせない *功なき者を賞しない *罪ある者の罰を赦さない
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