商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2000/04/20 |
JAN | 9784163187709 |
- 書籍
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花を運ぶ妹
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花を運ぶ妹
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商品レビュー
4.4
12件のお客様レビュー
表紙の絵が魅力的だ。 ウウト・バンバン・スゲンという人の『共寝』という絵となっている。 哲郎は画家だ。 「絵を描くこと」と向き合っている中で、ヘロインを体験し、一度中毒から脱した自信が再び、ヘロインを手にし、逮捕されてしまう。そこはバリだった。 その妹のカヲルは日本とパ...
表紙の絵が魅力的だ。 ウウト・バンバン・スゲンという人の『共寝』という絵となっている。 哲郎は画家だ。 「絵を描くこと」と向き合っている中で、ヘロインを体験し、一度中毒から脱した自信が再び、ヘロインを手にし、逮捕されてしまう。そこはバリだった。 その妹のカヲルは日本とパリを往復して、通訳やコーディネーターの仕事をしていたが、バリに哲郎を助けに行く。 アジアという土地と、政治と、慣習の中で、最悪死刑になってしまうという兄を妹は助けられるのか。 カヲルと哲郎のお互いの時間が交互に流れる小説の形も面白く、一気に読ませられた。
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2014.05.30読了。 今年16冊目。 Bali Tripの前に。 前回バリに行った時に占い師の家で見つけたこの本。 バリのことが描かれていて興味を持ったんだけど、読みはじめはイライラ笑 バリにいた兄が麻薬所持で捕まり、兄を助けるため妹がバリへ向かう。 状況が状況なだけに妹...
2014.05.30読了。 今年16冊目。 Bali Tripの前に。 前回バリに行った時に占い師の家で見つけたこの本。 バリのことが描かれていて興味を持ったんだけど、読みはじめはイライラ笑 バリにいた兄が麻薬所持で捕まり、兄を助けるため妹がバリへ向かう。 状況が状況なだけに妹のバリへの印象は最悪で、バリの大好きな私はそんな悪い場所、人じゃないと勝手に憤慨。 ただ確かに今でもバリの警察は悪いらしく、この本の内容と似たような話を聞いたこともあり、そこは残念なところでもある。 裁判が良い方向へ向かい、妹はBaliの文化や歴史、いろんなものに興味を持つようになる。 私も初めて行ったときからバリの人が祈る姿、お供えする花、食べ物、宗教、文化、歴史、たくさんのものが新鮮で面白く、知れば知るほど奥が深い。まだまだ知らないことはたくさんあり、何度行っても飽きない島だと思う。 麻薬中毒になり麻薬所持でつかまった兄については正直気持ちを理解することができなかった。 画家である彼が自分の今の画風を破るため手を出してしまったヘロイン。 でもヘロインを教えてくれた女性との絵の話、岩の話は面白かった。 私は絵に詳しくないけど、そんな見方、感じ方もあるんだなと。
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断続的に読んでいたので、いまいち内容を忘れてしまった。あまり読みやすい小説ではなかったはず。画家の兄が異国で投獄され、それを救い出す妹、という設定。兄の章と妹の章が交互に展開するという設定。物語としてはさほどの展開はなかった。出だしに妹が洗礼を受けるという宗教色たっぷりのプロロー...
断続的に読んでいたので、いまいち内容を忘れてしまった。あまり読みやすい小説ではなかったはず。画家の兄が異国で投獄され、それを救い出す妹、という設定。兄の章と妹の章が交互に展開するという設定。物語としてはさほどの展開はなかった。出だしに妹が洗礼を受けるという宗教色たっぷりのプロローグであったが、予想に反して中盤はそうでもなく、終わりのほうで普遍的な大いなるものの存在を少し絡める。なのでこの小説はやっぱり宗教的なテーマを持った、なかなか重厚な小説であったと思われる、嫌いではない。ただ、この後半の部分に差し掛かるまではかなり冗長だった気がする。
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