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男の遺言 父親から息子・娘へ、未来へのメッセージ 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:『問答無用』(講談社平成4年刊)の増補 |
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販売会社/発売会社 | 光文社/ |
発売年月日 | 1995/10/20 |
JAN | 9784334721268 |
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男の遺言
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
2012年8月30日読了。92年に没した作家・中上健次が十代の若者の悩み相談に答えた文章および、短いエッセイと彼への追悼文からなる薄めの文庫本。中上健次、という人物の存在自体は知ってはいたが対談本などでしか彼の文章を読んだことはなかったので手頃な本として読んでみたが、なるほどいか...
2012年8月30日読了。92年に没した作家・中上健次が十代の若者の悩み相談に答えた文章および、短いエッセイと彼への追悼文からなる薄めの文庫本。中上健次、という人物の存在自体は知ってはいたが対談本などでしか彼の文章を読んだことはなかったので手頃な本として読んでみたが、なるほどいかにも土臭く人間臭く、地に足のついた言葉・存在感だ。北方謙三の人生相談などよりも宗教・霊的側面に目を向けている点と、後進を育成する先輩の立場と子を持つ親の立場に引き裂かれる自分自身を自覚している点が異なるように思える。バイクに乗りたいが親に反対されている、と訴える15歳の悩み相談への回答が圧巻。
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中上健次がこういう本も出していたとは知らなかった。彼はある意味ロックスターというかパンクロッカーの風情を漂わせた作家だった。とにかくアウトローには違いない。しかし冷酷ではなくとても優しい男だ。中上健次は熊野の山や火や川のように畏れ多く神々しい男だ。
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