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メアリー・カサット はじめて読む芸術家ものがたり3
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メアリー・カサット はじめて読む芸術家ものがたり3

スーザン・E.マイヤー【著】, 渡辺真【監訳】

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メアリー・カサット はじめて読む芸術家ものがたり3

3,204

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 同朋舎出版/
発売年月日 1992/07/20
JAN 9784810410563

メアリー・カサット

¥3,204

商品レビュー

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2016/11/30
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◆きっかけ メアリーカサット展のポスターに描かれた母子の絵が心に残り、彼女の絵をもっと見たいと思って図書館で探して。唯一あった彼女についての本が本書だった。 ◆感想 メアリーの一生と共に作品が数点収められていた。同時期に印象はとして刺激し合ったマネの作品や、メアリーが熱心に模写したというコレッジョの作品も紹介されていた。白黒のものはカラーで見たかった…。母と子を題材にしだしたのは落馬での怪我で暫く休業した後のことだったようだ。母親の子を見る目、抱き上げる腕、赤ちゃんのふわふわなお尻、プクプクした頬。子供のふわふわな肌なんて、写真以上に本物のよう。きっとその筆づかいに、気持ちが入っているから、それが自分の気持ちとリンクして余計に実感として入ってくるのからなのかもしれない。じわっと胸が熱くなる。絵を見てこんな気持ちになったのははじめて。娘にこんな感性をも貰ったのだなぁ。。 気になったきっかけになった絵が収められていなかったのが残念。また他の作品も見てみたい。2016/12/2 ◆メモ p24 『聖母子と聖ヒエロニムスとマグダラのマリヤ(部分)』→光に浮かび上がる赤ちゃんの愛らしさ、女性が優しく愛らしく美しい。カラーで見たい。 p58 『ベッドでの朝食』1897年→赤ちゃんのふくふくな肌、優しく抱きしめて見つめるお母さん。べっに横たわりながらゆったりふれあっている優しい時間が伝わってくる。 p62『窓辺にて』→赤ちゃんの柔らかなお尻、頬。その子を抱く女性の逞しく優しい眼、体。 ◆引用 ・p20 まもなく彼女は、クラスに出て学ぶことは独学ほどの成果はないと悟った。何にもまして効果的な方法はルーヴルでの模写だった。 ・p28 欠点にさえも美しさがある。 ・p20 短い筆づかいとあいまいな輪郭でもって、自然の効果を、つまりモネの言うところの「対象を取り囲む大気の美しさ」を再現しようとした。 ・p32 彼女はとても親切にこの街のすばらしさを見せてくれ、しかもそれらを彼女の知識と鑑賞眼を通してさらにすばらしいものに見えるよう、私の目を開かせてくれました。(中略)彼女は芸術に対する熱い思いを、心を開いて私に見せて下さったのです」。ルイジーンは、後年メアリーのことをこう語っている。 ・p60 彼女の描く子どもたちは、母親の膝の上で愛され守られている幸福な子どもたちだった。ドガの絵の中の人物は、よそよそしくたがいに距離を置いているが、メアリーの絵の中では人物は常にふれあっており、スキンシップの喜びを歌い上げている。

Posted by ブクログ

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