おくのほそ道 コミックストーリー わたしたちの古典10

柳川創造【シナリオ】, 村野守美【漫画】

• 販売会社／発売会社: 学校図書
• 発売年月日: 1989/07/01
• JAN: 9784762508387

商品レビュー

2020/07/05

江戸時代の四代将軍家綱と五代将軍綱吉の頃に活躍した松尾芭蕉の作品。松尾芭蕉は幼少の頃から俳句の道を究めようとし、俳諧師を目指していたことがわかる。それまで主流だった流派から、自分流の新しい俳諧を完成させたパイオニアでもある。また、旅に出ることを生きがいとしており、俳句旅行を繰り返していた。長期間にわたって東北地方を歩いた「おくのほそ道」の中で、やっと見ることができたがあまりに素晴らしすぎて一句もできなかったという松島を訪れたくなった。また、山形県の立石寺にも参拝したくなった。

2010/09/24

今までは有名な句を試験のために暗記をしたことがある・・・という程度でした。

しかしこの本で、松尾芭蕉の人生と旅先での出来事の概略を知れたことで、芭蕉の寂しさ、”サビ”を追究しようとした様、情感が感じ取られ、”これぞ日本人の心”！！と思い、旅がしたくなってしまいました。『歌枕（昔の和歌に詠まれた名所。和歌に詠み込むことのできる有名な場所）』にある場所を訪れ、日本人の心を磨きたいと思います。

芭蕉のように、見るものや出来事を情感豊かに表現するということの美しさを知って欲しいので、子どもたちにも是非読んで欲しいです。

私のように受験やテストのためだけに終わらせてしまうのはもったいない！私も今、読めて良かったです。