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こぎつねコンとこだぬきポン フォア文庫A054
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こぎつねコンとこだぬきポン フォア文庫A054

松野正子【作】, 二俣英五郎【画】

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こぎつねコンとこだぬきポン フォア文庫A054

594

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 童心社
発売年月日 1987/09/01
JAN 9784494026647

こぎつねコンとこだぬきポン

¥594

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2024/03/31

感想移し替えました。内容はおんなじです。 きつねが登場するお話を探していたら出会った本。対象年齢は小学校高学年くらいでしょうか。収録された3つのお話はどれも動物が主人公となっており、やさしい物語ばかり。版画のような挿絵のイラストがとても可愛いです。作品の根底には私たちが普遍的に...

感想移し替えました。内容はおんなじです。 きつねが登場するお話を探していたら出会った本。対象年齢は小学校高学年くらいでしょうか。収録された3つのお話はどれも動物が主人公となっており、やさしい物語ばかり。版画のような挿絵のイラストがとても可愛いです。作品の根底には私たちが普遍的に持っている”相手と仲良くなりたい”という純粋な感情があるのでしょう。ほっこりしつつも、こういうまっすぐな気持ちをまっすぐな物語として伝えるってとても尊いことだよな、と感じ、目頭があつくなる場面が数回ありました。 『こぎつねコンとこだぬきポン』 きつねの家族とたぬきの家族が登場するお話。友達がほしいとおもってるこぎつねのコンとこだぬきのポンはある日、谷をはさんだとなり山どおしで歌を歌って遊びます。しかし親たちはむかしの因縁が原因で仲が悪く、金輪際となりの山のたぬきとは(きつねとは)付き合うなと子どもたちにきつく言いつけます。しかしそれでもなお子どもたちは遊ぶのをやめず、心配した親たちは相手に化かされないようにするため子どもたちに化け方を教えて……という流れ。きつねとたぬきの仲が悪いという、童話においてはあるあるな世界観のお話ですが、子どもたちの純粋な気持ちが大人にまで波及し、それまでの恨みつらみ、勘違いが氷解していくという展開には純粋に胸打たれます。 「はしをかけましょう」って良い台詞だな。良い台詞と良い物語だった。 『いのししイノコ』 お婿さんがほしくなったイノシシのイノコさん。しかしシカのカノコように優雅に走ることもできなければ、猿のサルコのように器用に食べることもできず、キツネのキネコのようにフサフサの毛並みもありません。でも、そんなイノコのことをすきだというイノシシがあらわれて……。人はそれぞれ個性があって、誰かのようになろうとしなくてもあなたはあなたのままで十分美しいんだよと、そんなことを伝えようとしているお話です。でもさらなる展開として、イノコに出来ないことをまわりの動物が手伝ってくれて、イノコにしか出来ないことをまわりの動物にしてあげる、なんて場面があったらもっとうつくしかったな、なんて思いました。高望みですかね? 『まめたとまめきちの話』 人間の子どもたちにまざって一緒に遊びたいと思っているたぬきの兄弟が主人公。花いちもんめをしたがるふたりがかわいいです。最後にまめきちがしっぽを出して正体がばれてしまうのですが、そこで見せる子どもたちの反応がなんかすごく良い。このお話のハイライトは間違いなくここです。読んでて救われたような気分になりました。

Posted by ブクログ

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